ヤマダ電機とケーズホールディングスの両社は、2015年3月期連結決算を発表し、昨年4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減とその後の消費停滞が響き、両社とも売上高、営業利益、最終利益がいずれも前期を下回る減収減益決算となりましたが、ともに今期(2016年3月期)は増収増益を目標とするそうです。
ヤマダの2015年3月期連結決算は、売上高が12.1%減の1兆6643億円、営業利益が41.9%減の196億円、最終利益が50.0%減の93億円となり、「消費税増税後の想定を超えた反動減が発生」(同社)したほか、主力のパソコン事業でもXP終了特需の反動減が発生し、さらに豪雨や冷夏も重なって、ほとんどの分野で苦戦したようです。
今期は最終利益で2.7倍の254億円と急回復をめざすとのことです。
一方、ケーズの2015年3月期は売上高が9.1%減の6371億円、営業利益が21.6%減の185億円、最終利益は14.1%減の150億円で、大型4Kテレビへの買い換えが進んだテレビや理美容器具は前期比プラスとなりましたが、パソコンや携帯電話、冷蔵庫、エアコンなどは前期比で1割程度の減少となったそうです。
今期は最終利益で11.8%増の168億円をめざすとのことです。
家電量販店は苦戦しましたね。
今期は思惑どおりに回復してくれるといいですね。
けっこう厳しいとは思いますが...
9831:490円、 8282:4,075円