ヒロろんさんのブログ
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概況
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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
18057.65(+ 98.92)△0.55%
□ナスダック
4995.98(+ 21.42)△0.43%
□S&P500
2102.06(+ 10.88)△0.52%
□ダウ輸送株
8767.83(+ 59.32)△0.68%
□半導体株(SOX)
709.05(+ 2.87)△0.41%
□NY原油先物(5月限)
51.64(+ 0.85)
□NY 金先物(6月限)
1204.60(+11.00)
□為替
(対ドル)120.21(前日比0.29円高)
(対ユーロ)127.45(前日比0.44円高)
□CME日経225先物
20035(+ 65)※大阪先物比
先週末10日のNY株式市場は3日続伸。欧州株の上昇やゼネラル・エレクトリックの大幅高を見て買いが広がりました。
NY市場は決算発表シーズン入りとなり、様子見ムードからの買い手控えでダウは一時マイナスとなる場面もありましたが、事業の再構築や大規模な自社株買いを発表した複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)が大幅高となり、他の銘柄にも徐々に買いが広がりました。
この日は英FT指数や独DAX指数が過去最高値を更新するなど欧州株が上昇したことも支援材料となり主要指数は3日続伸。ダウは3月24日以来、2週間半ぶりに1万8000ドルに乗せて取引を終了しました。
尚、ダウは3月2日につけた終値ベースの過去最高値(1万8288ドル)まではあと231ドル、S&P500種指数は同じく3月2日につけた過去最高値(2117)までわずか15ポイントとなっています。
S&P業種別指数では、資本財(工業、機械等)、ヘルスケア(医薬品等)、公益(電力等)、エネルギーなどの上昇が顕著でした。
個別銘柄では、GEが10%超の大幅高。金融部門のGEキャピタルが持つ不動産の大半を売却して金融事業からほぼ撤退する計画とともに大規模な自社株買いを行い株主還元を強化する方針を発表し、好感した買いが膨らみました。GEと同じ資本財セクターのキャタピラーやユナイテッド・テクノロジーズなどにも買いが波及しています。
腕時計型端末「アップルウオッチ」の予約を開始したアップルもしっかり。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた動画配信のネットフリックスが上昇。半導体のインテルが高く、ハードディスクのウェスタン・デジタルやシーゲートなどの上昇も顕著でした。一方、アパレルのギャップが下落。前日夕に発表した3月の売上高で、主力ブランドの落ち込みが嫌気されました。
ダウ構成銘柄では、GEを筆頭にキャタピラー、インテル、シスコシステムズ、マクドナルド、ファイザーなどが上昇。一方で、ナイキ、コカコーラ、メルクなどが軟調でした。
NY原油先物(WTI)は続伸。イランの核問題を巡る協議が難航するとの見方が広がり、イラン原油の輸出再開で過剰供給になるとの懸念が和らぎました。金先物は前日まで3日連続で下げていましたが、週末のこの日は持ち高調整の買いで4日ぶりに上昇しました。
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【2】本日の注目点と話題 **
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◆先週末の日経平均株価は約15年ぶりに2万円に乗せる場面がありましたが、週末ということもあって小幅に下げて取引を終了しています。
東京市場終了後の欧州株式市場は買い優勢で推移し、英FT指数や独DAX指数が過去最高値を更新。NY株も堅調に推移し、S&P500種指数は高値更新が目前に迫っています。
CME日経225先物(円建て)は2万0035円で再び2万円乗せ。先週末の東京市場の日経平均終値1万9907円と比べ130円ほど高く、本日は改めて2万円トライとなりそうです。
◎日経平均株価と上下の節目
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2万0833円 ITバブル時の最高値(2000年4月12日)
2万0035円 CME日経先物
2万0008円 4月SQ値
2万0000円 心理的節目、大台
1万9907円 先週末終値
1万9734円 5日線
◆本日の予定は、
◎2月の機械受注(発表時刻8:50)
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機械受注では民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が注目されます。
1月は前月比1.7%減で、事前予想(4.1%減)ほど落ち込まず、景気の基調判断も「緩やかな持ち直しの動きがみられる」で据え置かれています。
2月に関しては2.4%程度の減少が見込まれています。
◎3月の企業物価指数(同8:50)
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企業物価指数は企業間で取引する製品の価格水準を示し、素材などの需給動向を反映するため、景気の動きを把握する手掛かりとなります。
市場予想は前年同月比0.4%上昇で、2月(0.5%上昇)に比べて伸び率は縮小する見通しです。増税の影響を除けば、伸び率は5カ月連続でマイナスになるとみられます。
その他、3月16~17日開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨、3月のマネーストック、2月の特定サービス産業動態統計、3月の投信概況などの発表が予定されています。
また、本日は3カ月に1度の日銀支店長会議が開催されます。黒田日銀総裁が冒頭であいさつし、午後には4月の「地域経済報告」(さくらリポート)が公表されます。
前回1月のさくらリポートでは、好調な企業収益が設備投資や雇用・所得環境の改善につながっているとして、全9地域の景気判断で「回復」の表現が維持されています。
尚、海外では3月の中国貿易収支の発表があります。
◎主な決算
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15:00
津田駒(6217)、ガリバー(7599)、松屋(8237)
16:00 前澤工業(6489)
16:30
ディップ(2379)、歌舞伎座(9661)など
◆その他のトピックは、店舗賃料が銀座で2割上昇・訪日客増、銀行のカネ余りが一段と鮮明に、トラック燃料にLNG・経産省が環境整備、関電と東燃ゼネが首都圏に大型火力発電所、アップルウォッチに品薄感・出荷までに1カ月以上、14年度の印新車販売3%増、家庭紙の店頭価格が2年3カ月ぶり安値、日本コカが環境配慮型ペットボトル全面導入、パーク14がEVで乗り捨てカーシェア開始、エルニーニョ発生の可能性・気象庁が監視速報。
オリエンタルランドの前期営業益は「アナ雪」効果で100億円上振れ、ディスコ2期連続最高益、吉野家の前期純利35%増・今期15%減、クリレス33%増益、ユニーGの今期経常は12%増、東ガスが減損損失310億円計上、ミツミ前期営業益を下方修正、ツムラ前期営業益1割減、進和は今期純利益を上方修正。
トモニHDと大正銀が経営統合発表、DCMがサンワドーを株式交換で完全子会社化、池田泉州やダイユー8が公募増資で資金調達、Nフィールドが17日付で1部に変更、ラピーヌが10株を1株に併合・9月1日に効力発生、GMOペパボは4月末現在の1株を2株に分割、東武ストアや三谷商事が自社株取得枠、ユーシンは自社株取得枠を増額・・・等々。
◎明日以降の主な予定
14日(火)
2月のユーロ圏鉱工業生産
3月の米小売売上高
JPモルガンやインテルなどが決算発表
15日(水)
3月の中国小売売上高、中国鉱工業生産
1~3月期中国GDP
ECB理事会結果発表・ドラギ総裁会見
4月の米ニューヨーク連銀景気指数
3月の米鉱工業生産・設備稼働率
バンカメやサンディスクなどが決算発表
16日(木)
週間の対内証券売買契約
3月の首都圏マンション市場動向
3月の米住宅着工件数
4月の米フィラデルフィア連銀景気指数
ゴールドマンやアメックスなどが決算発表
17日(金)
海帆(3133)がマザース上場
3月の消費動向調査
4月の米消費者態度指数
3月の米消費者物価指数
3月の米景気先行指標総合指数
GEやハネウェルなどが決算発表
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
一方に偏傾して動く日 足取りにつくべし
<相場高低判断>
呆け気味にて変化なし
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【3】心に残る名言 **
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人間はしばしば、他人の欠点をほじくることによって、自分の存在をきわだたせようと考える。
だが彼は、それによって自分の欠点をさらけ出しているのである。
人間は聡明で善良であればあるほど、他人の良さを認める。
だが愚かで意地悪であればあるほど、他人の欠点を探す。
トルストイ
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