立体物を作れる3Dプリンターで、ゴムのように柔らかいモノができる新しい素材を三菱化学が開発したそうです。
フィギュア(人形)や臓器の模型などを、より実物に近い触り心地で再現することができ、塗装もしやすいとのことです。
個人向け3Dプリンターの多くは樹脂の糸を熱で溶かし、ノズルから噴射して形づくりますが、従来は、おもちゃのブロックに使われる樹脂などが使われ、仕上がりが硬かったそうです。
三菱化学が作った糸「プリマロイフィラメント」はボールペンのグリップなどに使うポリエステル系の樹脂を原料にしており、均一に混ぜ込んだ合成ゴムの成分で柔らかさを出すそうです。
プリンターのノズルは柔らかい樹脂だと目詰まりする恐れがありますが、独自の成形技術で極力抑えたそうです。
4月中旬に家電量販店などで売り出し、1巻190メートル(重さ500グラム)で価格は1万円前後の見込みだそうです。
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