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「待つ」と「持つ」との差


「ま」と「も」の一字違いですが、意味は大きく違います。次の投資行動の準備を表す言葉ですが、「待つ」は、買い持ちを処分して、キャッシュで売りか買いかを狙っていますが、「持つ」は、買った株をそのまま保有した状態です。


日本の株式用語では、売り買い「休み」ですが、英語では、売り買い「ホールド」つまり保有です。株式投資に対する文化の違いがあるようです。日本では株は怖いからできるだけ現金で持ったほうがいいと考え、英米では株は現金より有利になるから、株式で保有した方がよいと考えている差です。


この差は、個人の株式保有比率に現れています。アメリカでは50%、ヨーロッパでは20%超に対して、日本が10%そこそこに留まっています。


日本人の投資行動が、短期に偏っているのも、こういった投資に対するカルチャーの違いが見て取れます。値上がりしたらすぐ売って、キャッシュにして、次の投資行動を「待つ」のが日本人の投資行動です。結果、売った後にさらに値上がりして、せっかくのチャンスをわずかばかりの利で満足してしまっているのです。


短期の売り買いによって、利益が増えているようですが、5回に1回の失敗や、10回に1回の損切りで、結果的に見て、なにもしないでただ持っていた人の利益に比べて、大幅に劣ってしまうことになります。


こういった投資行動は、短期の値幅が大きく、長期間にわたる持合相場には、有利かもしれませんが、そんな投資環境はそうはありません。相場は、長期で見るとどちらかに動いている場合が多いのです。「波」の動きを見る必要性が、どんな場合にも求められます。


問題は、相場の下降期での投資行動です。相場には波がありますから、上がった株は必ず下がります。短期の上下運動なら問題はありませんが、長期にわたる下げ相場では、キャッシュで保有するのが原則といわれています。


「波乗り投資法」では、相場の下降期でも、株は保有したまま「冬眠」に入ります。株を現金に替えれば確かに、保有資産の目減りは防げますが、配当金はもらえません。


冬眠に備えるため、天井期には、目いっぱい稼いで、冬眠時の消耗に備えるのです。そのため、ポートフォリオには絶えず注意を払い、ファンダメンタルの維持と相場の流れの変化に注意します。次の相場に備える銘柄の入れ替えは、下降期から底値期に行うようにしています。


20,000円を超えて、いよいよ新しい相場になってきました。今は相場としては、天井期です。これから上に行けば、10年に一度の大相場になり、いずれはバブルになって弾けます。


アベノミクスが続く限り、暴落はないでしょう。長期にわたる天井相場は続きますが、暴落を避けて通るわけにはゆきません。冬に備えて、今は目いっぱい儲ける時期です。いい株を保有し続けることを勧めます。




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