概況

[ヒロろんさん]

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【１】ＮＹ市況　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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□ダウ工業株　　　　　　

１７９７６.３１（＋２６３.６５）△１.４９％

□ナスダック　　　　　　　

４９４７.４４（＋　５６.２２）△１.１５％

□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　

２０８６.２４（＋　２５.２２）△１.２２％

□ダウ輸送株　　　　　　　

８７８８.０６（＋　８７.７２）△１.０１％

□半導体株（ＳＯＸ）　　　　

７０３.７４（＋　　９.４２）△１.３６％

□ＮＹ原油先物（５月限）　　　

４８.６８（－　０.１９）

□ＮＹ　金先物（４月限）　

１１８５.３０（－１４.５０）

□バルチック海運指数　　　　

５９９　　 （＋　３）

□為替　　　　　　

（対ドル）１２０.１１（前日比０．４４円安）
　　　　　　　　

（対ユーロ）１３０.０４（前日比０．４２円安）

□ＣＭＥ日経２２５先物　

１９５９０（＋１６０）※大阪先物比



　週明け３０日のＮＹ株式市場は、中国の追加緩和観測やＭ＆Ａの発表が相次いだことを好感して大幅続伸となりました。


　先週金曜日のイエレンＦＲＢ議長の発言がハト派的（利上げに慎重）だったことが買い安心感につながっており、中国人民銀行（中央銀行）総裁が追加の金融緩和を強く示唆したことやアジアや欧州の株高も追い風となり朝方から買いが先行。

　朝方発表の２月の個人所費支出は市場予想を下回りましたが、米中古住宅販売の先行指標とされる２月の米仮契約住宅販売指数は予想以上の上昇で住宅市場の回復を印象付け、大型のＭ＆Ａ（企業の合併・買収）の発表が相次いだことも買いを誘いました。

　ダウは大幅高で続伸。上げ幅は２月３日以来ほぼ２カ月ぶりの大きさ。２日続けて上昇するのは２月２４日・２５日以来、約１カ月ぶりのことです。

　Ｓ＆Ｐ業種別指数は全１０業種が上昇。エネルギー（石油・ガス関連）、資本財（機械、航空機等）、金融などが上昇率上位となっています。


　個別銘柄では、薬剤給付管理サービス会社カタマランの買収を発表した米医療保険最大手のユナイテッドヘルｽが上昇し、カタマランは急伸。イスラエルの製薬大手のテバに身売りすると発表したバイオ製薬のオースペックスも急騰。日本の富士フイルムやアイルランド製薬会社による米バイオ医薬企業の買収発表が相次いだことも支援材料となっています。

　ブラジルの精錬施設の稼働停止を発表したアルコアは収益改善期待から買い優勢で推移。原油相場は続落しましたが、エクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株が買われ指数上昇に寄与。時価総額最大のアップルも上昇しました。

　ダウ構成銘柄では、ボーイング、ユナイテッドヘルｽ、アップル、シェブロンなどの２８銘柄が上昇した一方、インテルとマイクロソフトが下げました。

　ＮＹ原油先物（ＷＴＩ）はイラン産原油の供給が増えるとの思惑から弱含み小幅続落。金先物も続落。為替市場でドルがユーロに対し上昇し、ドルと逆の動きとなりやすい金は軟調な展開となりました。




　

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【２】本日の注目点と話題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　昨晩のＮＹ株は大幅高で連日の上昇。ダウの上げ幅は約２カ月ぶりの大きさとなりました。為替相場は円安に振れています。

　ＣＭＥ日経２２５先物（円建て）は１万９５９０円で、昨日の東京市場の日経平均終値１万９４１１円と比べ１８０円ほど高い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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　１万９７７８円　直近高値（３月２３日）

　１万９５９０円　ＣＭＥ日経先物

　１万９５２５円　５日線

　１万９５００円　心理的節目

　１万９４３９円　一目転換線

　１万９４１１円　昨日終値

　１万９２２５円　３月ＳＱ値

　１万９１１６円　２５日線



　昨日の日経平均株価は１２５円高で３日ぶりに上昇。ＪＰＸ日経インデックス４００や東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）もそろって反発しました。

　個別銘柄では、キッコーマン（２８０１）が大きく上昇し、上場来高値を更新。インプレス（９４７９）やレナウン（３６０６）がストップ高。サクサ（６６７５）が急伸。有料メールマガジン「新春お年玉号」で紹介いたしました浅香工業（５９６２）が急騰しています。



　年度末でもある本日は、１３：００に２月の自動車生産実績、１４：００に２月の住宅着工戸数の発表があります。※毎月勤労統計の発表は延期になりました。


◎２月の住宅着工戸数
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　１月の住宅着工戸数は前年同月比１３％減で、１１カ月連続の減少となっています。消費増税を前にした駆け込み購入の反動が続いており、２月も７％程度の減少が見込まれています。



　海外では、３月のユーロ圏消費者物価が発表されます。ユーロ圏の物価は２月まで３カ月連続で前年同月比マイナスが続いていますが、デフレ阻止で動く欧州中央銀行（ＥＣＢ）にとって物価の動向は最重要項目の一つです。

　その他、米中西部の製造業の景況感を示す３月のシカゴ購買部協会景気指数や米ＧＤＰのおよそ７割を占める個人消費の動向を探る上で手掛かりとなる３月の米消費者信頼感指数などの発表が予定されています。
　　　　　　　　


◎市場変更
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　ソディック（６１４３）　東２→東１

　ミクニ　　（７２４７）　東２→東１


◎主な決算
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　１５：００

　ハニーズ（２７９２）、ユニオンツール（６２７８）

　１５：３０　ライトオン（７４４５）


　その他のトピックとしては、富士フイルムがｉＰＳ細胞開発の米社を買収、介護大手が相次ぎ賃上げ、４月以降にカジノ法案再提出、２月の都内ホテル稼働率低下も客単価は上昇、フォークリフト大手ユニキャリアが身売り交渉、中国が個人向けローン規制緩和し住宅テコ入れ、原発・石炭・水力で電源の６割確保（経産省案）、バンダイナムコが８０年代ゲームの利用権解放、ＧＭＯペイメントが都税クレジットカードお支払サイト運営、東洋ゴム「震度７で倒壊の恐れなし」国交省に報告、麻生グループ企業が日特建設にＴＯＢ。

　ＯＫＩが横河電からプリント基板事業買収、岡三が丸国証券など２社と業務資本提携、オムロンが主力制御機器で１年ぶり新製品、シャープは太陽電池をシステムとして販売、大和証が全社員の給与水準引き上げ、ニトリが１６期連続最高益で５円増配、しまむら３期ぶり純利益最高、カルビー今期営業益が上振れ、ウェザーニューズ６～２月の純利益最高、象印マホービンは減益予想から一転増益、ヒマラヤは下振れ着地、ＡＤワークスが４月６日付でＪＱから２部に、ピジョン４月末現在の１株を３株に分割、あかつきＦＧが自社株取得枠設定・・・等々。



◎明日以降の主な予定

　　１日（水）

　新年度入り
　　　　　　　

　３月の日銀短観
　　　　　　　

　３月と１４年度の新車販売台数
　　　　　　　

　３月の百貨店各社の売上高速報
　　　　　　　

　３月の中国製造業ＰＭＩ
　　　　　　　

　３月の米新車販売台数
　　　　　　　

　３月の米ＡＤＰ雇用
　　　　　　　

　３月の米ＩＳＭ製造業景況感指数


　　２日（木）

　３月の国内ユニクロ売上高
　　　　　　　

　セブン＆アイが決算を発表
　　　　　　　

　週間の米新規失業保険申請件数
　　　　　　　

　２月の米製造業受注


　　３日（金）

　３月の米雇用統計
　　　　　　　

　聖金曜日で米国は株式や商品市場が休場
　　　　　　　

　英独などの市場も休場


◆今日の高島暦　

　＜ 相場の波動 ＞ 下げ来りて尚安きは小底入れとみる日

　＜相場高低判断＞ 相場片ずむ日なり




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【３】心に残る名言　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　　惨めな気持ちになる秘訣は、

　　　

　　自分が不幸であるか否かについて考える暇を持つことだ。


　　　　　　　　　　　　　　

　　　ジョージ・バーナード・ショウ