トマス・ピンチョン「V.」、やっと読み終える

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

2015/03/20 - 元祖SHINSHINさんの株式ブログ。タイトル:「トマス・ピンチョン「V.」、やっと読み終える」 本文:「なんなの、これは・・・」といった感じで、途中で投げ出したくなるも、あの村上春樹が奨める作品なんだからと、我慢して読み続けた。

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.

トマス・ピンチョン「V.」、やっと読み終える

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん

「なんなの、これは・・・」といった感じで、

途中で投げ出したくなるも、

あの村上春樹が奨める作品なんだからと、我慢して読み続けた。

 

本文を読み終えても、

「なんだったの、これは・・・」

というのが、正直な感想だった。

 

ところがなんと、

解説を読んでみると・・・。

 

「そーだったのかぁあああ!」

といった具合に、後付けで「V.」のオモロサが「突然に爆発」するのだ。

 

1963年に書かれた小説だというのに、

解説に書いてあるピンチョン的な複数の小説要素は、

現代においても引き継がれているもので、

 

ある意味で、初心者がこの解説を読むと、

今どきの小説の風向きも、

ようやく理解できるという趣向になっている。

 

「なんだ、そーいうことだったのかぁ」

という風に、文学初心者の目から、きれいに鱗が落ちるのだ。

 

(翻訳による)文体や、人物描写の加減、つかみの弱さに関しては、

現代ならば異論続出なのだろうが、

解説にあるようなピンチョン的な複数の小説要素は、

とてもオモロイものだ。

 

ところで「ピンチョン的な複数の小説要素」って、

それは一体なんなんだって思う人があるだろうが、

それは読んだ人だけの秘密なのだ。

 

★「V.*」・「V.**」

  トマス・ピンチョン著 三宅卓夫・伊藤貞基・中川ゆきこ・広瀬英一・中村紘一訳

  国書刊行会 1979.3.20.初版第一刷 1981.8.30.第二刷

 

それにしても、

読んでいてあまりオモロクないと思っていたのに、

解説読んだらオモロさが炸裂して、

「あー読んでヨカッタ」と感動する小説というのは、

初めての経験だった。

 

小説を書くことに関して、

初心者にとっては、いろいろな学びや気づきの多い作品となっている。 

 

 

 

元祖SHINSHINさんのブログ一覧