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三菱重工が電気を電波で送る国内最大出力・最長距離の実験に成功

三菱重工業は、電気を電波に変えて無線で送る「無線送電技術」で、国内最大出力・最長距離の実験に成功したそうです。

送電電力10キロワット、距離は500メートルを達成したそうです。

災害時や送電線の敷設が困難な場所への送電、電動車両の充電などへの応用を想定しており、早ければ5年後の実用化を目指すとのことです。

 

実験は先月24日、同社神戸造船所で実施したもので、電気をマイクロ波に変えたビームを送電部から発射し、受電部でマイクロ波を直流電力に変換、発光ダイオード(LED)を光らせることに成功したそうです。

 

電波の拡散による送電ロスを抑えるため、ビームの形や方向を制御する技術を採用しており、今回取り出せたのは送電分の10%にとどまりましたが、理論上は約40%に伸ばせるそうです。

また今回の実験では、電子レンジに使われる安い発振器で電波を出す方法を採用し、コストを下げたとのことです。

 

同社宇宙利用推進室の安間主席技師は「小型化と信頼性向上が課題。1メートル以内の短い距離の送電なら早いタイミングで製品化できると考えている」と話したそうです。

 

無線送電技術は、宇宙に巨大な太陽光パネルを広げて地上に電気を送る「宇宙太陽光発電」の実現に欠かせない技術ですが、同社はまず地上での産業応用を目指しているそうです。

宇宙利用に向けた研究では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が今月、薄型の送電装置などを使う方法で出力1.8キロワット、距離55メートルの地上実験に成功したそうです。

 

送電分の10%しか取り出せないというのは効率が悪いですね。

コストを安く、長い距離で高出力にならないと実用化はなかなか難しいかもしれませんね。

 

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