概況

[ヒロろんさん]

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【１】ＮＹ市況　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


□ダウ工業株　　　　　　

１８２０３.３７（－　８５.２６）▼０.４７％

□ナスダック　　　　　　　

４９７９.９０（－　２８.２０）▼０.５６％

□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　

２１０７.７８（－　　９.６１）▼０.４５％

□ダウ輸送株　　　　　　　

９０５８.３６（－　４４.４６）▼０.４９％

□半導体株（ＳＯＸ）　　　　

７２０.２６（－　１４.２５）▼１.９４％

□ＮＹ原油先物（４月限）　　　

５０.５２（＋　０.９３）

□ＮＹ　金先物（４月限）　

１２０４.４０（－　３.８０）

□バルチック海運指数　　　　

５５３　　 （＋　５）

□為替　　　　　　

（対ドル）１１９.７２（前日比０．０６円高）
　　　　　　　　

（対ユーロ）１３３.７８（前日比０．４１円高）

□ＣＭＥ日経２２５先物　

１８７３０（－　９０）※大証先物比



　３日のＮＹ株式市場は、利益確定の売りで主要指数はそろって反落しました。

　前日の取引でダウやＳ＆Ｐ５００が過去最高値をつけ、ナスダックは１５年ぶりに５０００台に乗せたことからこの日は目先の利益を確保する売りが優勢となりました。

　イスラエルのネタニヤフ首相が米議会で演説を行い、イラクの核問題に対するアメリカの姿勢を批判すると改めて地政学的リスクが意識され売りが拡大。この日は売買の手掛かりとなる経済指標の発表がなく、金曜日発表の２月の雇用統計の内容を見極めたいとして買いが手控えられていたこともあってダウは一時１４５ドル安まで下げ幅を拡大しました。

　引けにかけては下げ幅を縮小しましたが、主要３指数はそろって反落です。

　業種別では公益（電力等）とエネルギーが上昇し、ヘルｽケア（医薬品等）やテクノロジー、資本財（機械、工業等）、素材（資源、非鉄、化学）などが下げています。

　個別銘柄では、２月の新車販売台数が前年比で減少したフォードが下げ、市場予想には届かなかったものの健闘したゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は上昇して取引を終了。消費者金融子会社の売却を発表したシティグループが堅調に推移し、シティの子会社を購入する消費者金融のスプリングリーフが大幅高となりました。

　増配と自社株買いを発表した家電量販店のベストバイが買われ、２０世紀ＦＯＸやＣＢＳなどのメディア株も上昇しています。一方、アナリストが投資判断を引き下げた半導体のマイクロン・テクノロジーが大幅安。半導体関連銘柄の値下がりが目立ち、前日大きく上昇していたフィラデルフィア半導体株指数は大幅反落となりました。

　ダウ構成銘柄では、ボーイングを筆頭に、ディズニー、ＩＢＭ、ＪＰモルガン、ベライゾン、インテルの６銘柄が堅調だった一方、シスコシステムズ、マイクロソフト、ユナイテッドヘルｽ、スリーエムなどが軟調でした。

　ＮＹ原油先物は反発。サウジが米国向けの輸出価格を引き上げると伝わったことが買いにつながりました。金先物は続落バルチック海運指数（ＢＤＩ）は６日連続の上昇です。




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【２】本日の注目点と話題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



　ＮＹ株や独ＤＡＸ指数は利益確定の売りで反落。ＣＭＥ日経２２５先物（円建て）は１万８７３０円と、昨日の東京市場の日経平均株価の終値１万８８１５円と比べ９０円ほど安い水準です。


◎日経平均株価と上下の節目
　――――――――――――
　２万００００円　心理的節目　大台

　１万９０００円　心理的節目

　１万８８１５円　昨日終値

　１万８７６２円　５日線

　１万８７３０円　ＣＭＥ日経先物

　１万８５８８円　一目転換線

　１万８５００円　心理的節目


　昨日の東京市場では、日経平均は４日ぶりに反落しましたが、ＪＰＸ日経インデックス４００と東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は小幅ながら４日連続高となり、ともに昨年来高値を更新しました。

　個別銘柄では、６期連続の過去最高益見通しを好感して育児用品大手のピジョン（７９５６）、業績拡大期待で自転車部品大手のシマノ（７３０９）、テニスの錦織特需と株式分割を好感して衛星放送のＷＯＷＯＷ（４８３９）がそれぞれ昨年来高値を更新。引き続きインバウンド関連としてドンキホーテ（７５３２）やＪフロント（３０８６）などもにぎわいました。



　本日は、３月２日時点の給油所のガソリン価格の発表があります。原油価格が底入れの兆しをみせる中、２月１６日時点の国内給油所のガソリン価格が約７カ月ぶりに上昇に転じ、先週発表の２月２３日時点の価格も上昇し２週連続の値上がりとなっています。

　海外では、米労働省が６日（金）に発表する雇用統計の先行指標として注目される２月のＡＤＰ全米雇用報告、前月並みが予想されている２月の米ＩＳM非製造業景気指数、全１２地区の経済情勢を報告する米地区連銀経済報告（ベージュブック）の発表があります。


◎本日の主な決算発表
　―――――――――
　１５：００　くらコーポ（２６９５）
　１６：００　巴工業（６３０９）

　
　尚、先ほど発表された２月の米新車販売は年換算で１６２３万台（前年同月比５．３％増）となりましたが、悪天候の影響などもあり伸び率は前の月から鈍化、メーカーごとの販売台数も市場予想に届かないケースが目立ちました。

　その他のトピックとしては、鉄鉱石の対日価格が１１％下落、新日鉄住金が小倉の高炉休止と設備投資増額、東急不がインドネシアで分譲、物産と神鋼などがインドネシアで鉄道システム、７＆ｉ傘下で共通の衣料商品、２月のユニクロ売上高７．７％増、ニトリ営業益最高、幸楽苑３カ月ぶり売上増、Ｕアローズ５カ月ぶり売上増、ＡＢＣマート４カ月連続増収、綜合臨床ＨＤ業績上方修正、郵船が客船事業子会社売却で特別利益、ナステスコが東芝機の子会社買収、コロプラ人気ゲームの繁体字版を配信開始、日産とホンダが中国販売で苦戦、ＳＵＭＣＯ最大６００億円の公募増資、アイエスビー公募増資と１部に指定替え、ラックランドが自社株取得枠・・・等々。





◎明日以降の主な予定


　５日（木）

　中国で全国人民代表大会（全人代）が開幕
　　　　　　

　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会の結果発表
　　　　　　

　ドラギＥＣＢ総裁の記者会見

　６日（金）

　１月の景気動向指数速報
　　　　　　

　２月の米雇用統計



◆今日の高島暦　

　＜ 相場の波動 ＞ 高寄りは売れ　安きは見送り

　＜相場高低判断＞ 前日と反対相場なり




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【３】心に残る名言　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞




　　　　

　　　過去にこだわるものは、未来を失う。


　　　　　　　

　　　　　ウィンストン・チャーチル（イギリス首相）