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携帯大手2社が光サービス開始でドコモの反転攻勢なるか

NTTドコモとソフトバンクが、携帯電話と自社ブランドの光回線サービス契約を組み合わせる「セット割引」を今月から始め、先行していたKDDIとの本格競争が始まったそうです。

携帯シェアを両社に奪われ続けてきたドコモの反転攻勢につながるかどうかが焦点となりそうです。

 

2日時点の販売状況は、「申し込みが10万件を超えた」(幹部)ソフトバンクが優勢とみられるようです。

同社はNTT東日本・西日本の代理店として「フレッツ光」を販売していたため、光回線の顧客リストを持たないドコモより有利に営業活動を展開しているようです。

 

一方、ドコモもコールセンターに1千人規模の人員を配置し、顧客の掘り起こしを急いでいるようです。

KDDIとソフトバンクが契約する携帯回線ごとに料金を割り引くのに対し、ドコモは世帯ごとに携帯のデータ通信量に応じて割引額を増やし、家族全体の取り込みを狙うようです。

 

13年前に60%近くを占めていたドコモのシェアは、昨年末時点で約45%まで低下しており、加藤社長自ら「はっきり言ってわれわれはドベ(最下位)」と自虐気味に語っているそうです。

光回線の企業向け卸により、約1900万件に上るフレッツ光加入者は今後1年間で他社サービスに500万件移る見通しで、ドコモはこれを巻き返しの糸口にしたいところのようです。

 

もっとも、携帯大手だけでなくインターネット接続事業者なども商機を狙っており、KDDIは割引額を拡大して対抗し、ドコモがもくろみ通りに収益を伸ばすのは決して容易ではないようです。

 

NTTグループ間の移行は進むような気はしますが、どうなるでしょうね。

 

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