[NY市場データ]
10日のNY市場は上昇。ダウ平均は139.55ドル高の17868.76、ナスダックは61.63ポイント高の4787.65で取引を終了した。ギリシャの財政緊縮策で懸案となっている課題に関して欧州委員会が6ヶ月の猶予を認めるとの報道を受けて朝方から上昇。またギリシャ財務相が、11日開催予定のユーロ圏財務相会合で、新政権樹立後から凍結されていたピレウス港民営化の断行を表明する見通しであることが報じられ、ギリシャ新政権の方針転換への期待感から終日堅調推移となった。セクター別では全面高となっており、特に半導体・半導体製造装置や消費者・サービスの上昇が目立った。
シカゴ日経225先物清算値は大証比180円高の17820円。ADRの日本株は、ANA(9202)、ソフトバンク(9984)、NTTドコモ(9437)が小安いほかは、ルネサス(6723)、富士重(7270)、オムロン(6645)、キヤノン(7751)など、対東証比較(1ドル119.44円換算)で全般しっかり。