まはいさんのブログ
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ソフトバンク スプリント売却
ソフトバンク第3四半期決算説明会←オンデマンド配信リンク
都合の悪いことは言わない孫社長です。
毎回の決算発表ではNTTドコモとKDDIと比較するグラフや図を駆使してソフトバンクの勢いを強調していましたが、今回は「つながりやすさ No.1」のグラフ1枚のみでした。
ノンリコース・ローン
野村證券の追求に耐えかねたのか、動画56分30秒で「スプリントのネット・デットはノンリコース・ローンで調達している」と明言しました。
ノンリコースの噂は有りましたが、初耳です。
過去のプレス・リリースを見直しましたが、調達条件のノンリコースは発表されていないようです。
また、スプリントはエクィティで長期的な利益を図るとも明言しました。
野村證券の追求、ナイスです。
よくぞ重要な発言を引出しました。
米国で強い3位を作る
Tmobile買収が失敗に終わり、まだ言い続けています。
買収が不可能となった今では、逆にスプリントを売却する大義名分です。
そこで、スプリント買収資金がノンリコースで再調達されたとなると、スプリントを売却して利益を得る体勢が整ったことになります。
スプリント売却
ブルームバーグの畳かけの追求、「スプリント売却の選択肢は有るのか?」に対して、動画1時間16分41秒で孫社長は微笑みのノーコメントを返しました。
都合の悪いことは言わないが嘘はつかない孫社長です。
ブルームバーグの追求、ナイスです。
ケイマン・レジェンド終了←IRリンク
決算発表と同時にプレスリリースされましたが、決算発表ではスルーしました。
ケイマン諸島に隠した2,000億円の借金がIFRS採用で炙り出されてしまったのですが、完済します。
そのための劣後債発行だったようです。
つまり、紐付き資金調達としては、あと2,000億円を返済すればボーダフォン買収に当てた借金が完済です。
2兆円の大借金が完済間近というのは良いニュースですが、さすがにケイマン諸島に隠していた経緯は格好がつかないから、孫社長はスルーしました。
投資方針
ノンリコース・ローンの存在が確認できたことで、安心して2000株を保有継続します。
正式なリリースも無く孫社長の発言だけで信じるのか?、と言われそうですが、質問した相手が野村證券だけに信じて良いと思います。
どう転んでもスプリントで長期的に損が膨らむリスクは消滅しました。
むしろ、スプリント売却の準備が整いました。
また、にわかにアジアへの巨額投資を再開しましたが、これはボーダフォン買収にかかった2兆円が完済間近になったことと照らせば、資金面で不安が有りません。
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関連銘柄:
ソフトバンクグループ(9984) -
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masa_taka さん コメントありがとうございます。
野村證券とブルームバーグの質問者は、本当に賢いと感心します。
それと、アホな新聞記者はアホな自分の質問に対する孫社長のいたわりの回答をニュースにして配信するから、やっぱりソースには自分であたらないと駄目ですね。