について、ネットで調べていたら、
いろいろ出てきて驚いた。
なぜ彼に興味を持ったのかというと、
「コスミック・トリガー」というロバート・A・ウィルソンが書いた書籍に、
頻繁に登場してくるからだ。
LSDによる意識変性の実験があだとなり、
米国政府から狙われて、何度も刑務所に入ったという。
しかしティモシーは、刑務所の中にいても希望を失った様子を見せないという。
なぜかと言えば、彼は自身で編み出した「宇宙意識」とのコンタクトをしており、
自分の歩んでいる道に、自信満々だったからだ!
まずネットでわかったのは、
ティモシーの考案による「意識の8段階」というもの。
平素はその下位の一部分だけで生活しているが、
訓練により上位の意識階層へアクセス出来るようになるという。
村上春樹のいう「意識の地下2階」と、
登るのか降りていくのか違いはあるけれど、似たようなコンセプトだ。
更にネット検索をすると、
あの松岡正剛の「千夜千冊」にたどり着く。
ティモシー・リアリー「神経政治学」、ジョン・C・リリー「意識の中心」、
中村雄二郎「共通感覚論」、デイビッド・ピート「シンクロニシティ」、
トマス・ピンチョン「V.」などなど、推挙されていた。
松岡正剛は、ティモシー・リアリーとジョン・C・リアリーの両氏と交友があったと書いてあり、
ちょいと驚いている。
また、トマス・ピンチョン「V.」は、
先月の新潮社主催「村上さんのところ」で、
村上春樹がオモロイといっていた作品だ。
(これもシンクロニシティの変形だろうか?)
松岡正剛の説明によって、
「V.」の構成が紹介されており、少しヒントになった。
村上春樹式な、頭の中にある「でっかい料理鍋」にこの材料をブチ込んで、
しばらく煮込んでおいてみる。
PS:村上春樹は、たとえば女性を描写するとき、
目の前にその女性がはっきりと見えるのだと、言っていた。
(これは、意識のトリップだ)
ひょっとして彼は、海外でその種の訓練をしたことがあるのだろうか?
(作家ならではの、冗談って可能性もあるけれど・・・)