kabukabumanさんのブログ
掉尾の一振(とうび or ちょうびのいっしん)
「掉尾の一振」という言葉は
大納会に向け株価が上昇し易いという12月相場のアノマリーを意味します。
これはヘッジファンドの決算が概ね11月に終わり、手仕舞った株の買戻しが入り易いことや
年末へ向けドレッシング買いの期待で買われ易くなることなどが主な原因で
さらにボーナスを株式で運用しようという、所謂ボーナス相場の影響もあると思います。
一般的には、個人投資家の手仕舞い売りが落ち着く12月20日頃から始まり
そのまま大納会へと雪崩れ込む訳ですが
実際に「掉尾の一振」が当て嵌まる確率は60%くらいだという統計データもある様です。
しかし東京市場は年末年始の休みが長く
欧米市場に比べると営業日が3日~5日少ないため
その間のリスクを回避する目的で、大納会では手仕舞い売りが出易いとも言われています。
ところで、最近ダウの過熱感が再び指摘される様になりました。
FOMC後の上昇スピードが速い上に
原油価格が依然として安定しないことや、ロシア国債の格下げなど、外的要因が主な理由ですが
今後利上げの時期が近づくに連れ、市場が次第にナーバスになり
その結果株価が乱高下し易くなるのではないかと言われています。
どうやら来年の日経平均は20000円を目指すなどと、悠長なことを言っている場合では無さそうです。
案外「四季報」持参で里帰りなんてことになったりして。。。(*^^*)