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08.06.14 きぼう

『視線の先には月「人が住むのも夢じゃない」-「きぼう」開発 三菱重の福田信彦さん』(6月13日付 中日新聞朝刊)
 
 次は月面開発―。国際宇宙ステーションに設置された実験棟「きぼう」を造った三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)。開発の責任者を努めた宇宙機器技術部次長の福田信彦さん(50)は今、きぼうの経験をもとに「宇宙に人が住むことも夢ではない」と期待を膨らませている。(有川正俊)
 
 福田さんと宇宙の〝出会い〟は小学5年の時。小遣いで買った天体望遠鏡で、地球に大接近した火星を見た。翌年、アポロ11号が月面へ。「月に行けるなんて…。衝撃でした」
 
 その後も宇宙への思いは募り、大学の航空学科で学んだ後、三菱重工へ。入社3年目の1985年、米航空宇宙局(NASA)の要請を受けて、国内各社の技術者が集まり「きぼう」の設計が始まった。「(宇宙開発の)芽も出ていない状態」。宇宙で実験をする時代が来るとは思ってもいなかった。当時は図面も手書き。ペンを動かし。何枚もの設計図を作った。
 
 特にこだわったのは「改修のしやすさ」だった。「壊れても簡単に直せる。中の機器も、いくらでも入れ替えられます」
 
 実験を繰り返し、2002年に完成品を宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)に納入。だが、国際事業で各国の足並みが乱れ、打ち上げは遅れた。スペースシャトルの事故もあり、一時は「きぼうの〝博物館行き〟も覚悟しました」。
 
 そしてやっと迎えた今月4日の明け方―。きぼうが取り付けられると、インターネットで実験棟内のカメラの動きを確認した。
 
 「動いている。よし!」
 
 最難関だったコンピューターなどの起動システムも見事に克服。20年以上の成果が報われ、思わず笑みがこぼれた。
 
 「宇宙開発での今後の課題は、人材と金銭面」と言う。航空に関する大学の学部は増えているが「宇宙の仕事はない」。だから優秀な学生は自動車産業に行ってしまう。その上、宇宙ステーションの維持に年間400億円かかるため「宇宙での実験が評価されないと、世論が味方につかない」。
 
 だが、「きぼうは人間が宇宙に住むための第一歩」と夢は捨てない。三菱重工では、ロケットや造船などを担当する社員が集まり「月面で何ができるか」の話し合いも始めた。「当初はきぼうも、実現するか分からなかった」と福田さん。「20-30年後、月がどうなっているか分かりませんよ」と笑顔を見せた。
 
※文系出身の自分には、こういう企業の技術には、すごいなぁーと関心し放しです。このまま人類の夢をのせて、株価も益々上昇期待!
2件のコメントがあります
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    みやまな鉄砲長さん
    2008/6/15 14:56
    こんにちはーぎっしーさん

    宇宙開発系の仕事ってほんと夢があっていいですよね(^O^)/
    よく考えると、私は理系出身ですけど、
    宇宙開発を勉強しても
    本当に大手か違う業種になっちゃうんですよね。。。。
    敷居もかなり高い。

    宇宙への事業が拡大すると
    また雇用も変わってきてくれたりするといいんですけど(^^♪
  • イメージ
    ぎっしーさん
    2008/6/15 22:29
    こんばんは!みやまなさん!

    >宇宙開発系の仕事ってほんと夢があっていいですよね(^O^)/

    私も話が大きすぎて想像つきませんわ。でも、夢は無限大って感じはします。

    >宇宙への事業が拡大すると
    また雇用も変わってきてくれたりするといいんですけど(^^♪

    「じゃあ、何々君、来月付けで火星へ転勤ね!」みたいな辞令が発令される時代がやってくる?
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