イラクおよびシリアを中心に活動している、イスラム教スンニ派武装勢力「イラクとシリアのイスラム国(通称:ISIS)」が邦人男性を拘束したという報道がありました。
ここ最近はアメリカが空爆を承認したことでも話題になっていましたが、日本人が捕まるというのはやはり衝撃的と言えるでしょう。一部ジャーナリストからはすでに殺害されているといった指摘もあり、政府の対応とともに今後の行方が注目されます。
ISISのツイッターにアラビア語で「彼を捕まえた」というのが出て来た。状況は最悪だ。
— 西谷文和 (@saveiraq) 2014, 8月 17
どうやら最悪の事態になったようだ。3時間ほど前に湯川さんが処刑された模様。ISISのオマールというヤツが発信している。
— 西谷文和 (@saveiraq) 2014, 8月 18
処刑の理由は、彼のユーチューブ。AK47を撃っている映像がある。ISISの公式ステートメントで、ユーチューブ映像について述べられている。
民間軍事会社の宣伝用で流しておられたのだろう。ネットの映像を確認するのは、実は彼らの得意技なのだ
— 西谷文和 (@saveiraq) 2014, 8月 18
これらはもちろん確定情報ではありませんが、ほぼ処刑されているという見方で間違いないのでしょう。この邦人男性は民間軍事会社のCEOとのことで、軍需産業的な側面からの関わり方に難しさを感じます・・・。
まぁこの辺については続報が入り次第、中東地域の現状ということも含めて改めてまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
今週は102円台で調整気味の値動きが続きそう というわけで、ここからは今週のドル・円相場について考えていきましょう。といってもあまり考えることは無さそうなんですけどね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
とりあえず今日もそうですが、経済イベント的に大きな材料となりそうなものは見当たらないので、週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演内容ということになりそうです。
そうなっちゃうと値動き要因としては、1つは何度も書いているように突発的な地政学的リスクの高まりとなるでしょう。先週末もウクライナ軍がロシア軍武装車両を攻撃したといった報道から、リスクオフ(回避)の動きが高まり値を下げています。そしてもう1つは、先ほど書いたイエレン議長の講演内容に関する報道などが引き鉄といったところでしょうか。
大体こんな材料が予想されますが、海外勢はまだまだ休暇モードということもありますし、何事も無ければ102円台での調整的な動きにとどまりそうです。
ちなみにテクニカル的には以下のようになっています↓
↑ドル・円の日足チャート。200日移動平均線や一目均衡表を表示。
今日も相変わらず102.35円近辺の200日移動平均線に絡んだ動きですね。すぐ近くに5日移動平均線もありますし、ここを超えてくれば少し上も臨めそうです。
それから下に目を向けると、先週よりも徐々に底固めは進んでいますね。スカスカだった102円以下にテクニカルラインがかなり集まってきているので、一定のサポートは期待できそうです。
したがって、攻防のポイントとしては、上は目先で102.30~102.40円近辺の200日移動平均線でしょう。これ以降は断続的に重そうですが、とりあえず102円台後半に乗せられればまずまず小じっかりしそうはあります。逆に下は101.90~102.10円台にピボットや一目転換線・基準線、20日・60日移動平均線などが集中していますので、ここを抜けない限りはまず大丈夫かと。
大体こんなところでしょうかね。まぁ今週は週末のジャクソンホールに対する期待感も若干あるようで、比較的ドル買いが出やすい環境といった指摘もありますので、少し拾っていくという意識でもいいのかもしれません。
そして、ここからはいつものように今日明日の経済イベントを確認しておきましょう↓