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中国の不良債権比率がリーマンを超えた。

株価好調の時に忘れ易いのがリスク。

現在のリスクはウクライナ・アルゼンチン・ポルトガル・中東などが目立っている。

しかしこれらのものより格段に高いリスクが存在する。


それは中国。


現下の中国経済は巨大ながん細胞と共に生きているようなもの。

高金利で集めた「理財商品」という金が不動産投資に使われ、その不動産価格が急落している。

いわゆる「バブル崩壊」の序曲が始まっている。


共産党政権下にあっては資本主義国家の自由度と比べて統制が効きやすい。

そのため経済の論理を無視した状態でもすぐに表面化し難い点がある。


この前の「理財商品不履行騒ぎ」の時には謎の人物が現れ決済となった。

自由経済下では絶対にこんな事はないのだがね。中国政府の意向を受けてやったのだろう。


以下の表は過去のバブル破たん時との比較だ。参考にして欲しい。


       GDP     不良債権

日本     474兆円    100兆円  バブル経済破たん時


米国     1407兆円       330兆円   リーマンショック時


中国     882兆円     340兆円  現在


すでに中国はリーマンショック時の米国の不良債権額を超えている。中国政府は軟着陸を目指しているようだがそれは歴史にない所業であろう。昨年時点での理財商品の販売額は221兆円の巨額に達している。

もはや軟着陸どころか墜落するのを待つのみに見える。

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1件のコメントがあります
  • イメージ
    jojuさん
    2014/7/26 18:40
    どうもです。

     上げているリスクはどれも今回の景気回復局面を阻害するものには成り難いと思います。
     中国は緩和的な金融政策を維持しつつ、少しずつ処理を進めていくのでしょう。
     日欧、特に日本の金融政策がカギになりますが、それは緩和不足であり、中国に追い風が吹いているようです、今のとこ。

     中国消費者の内需が先進国企業の業績に占めるウェイトは大きくないこと、不良債権は中国国内にほぼとどまること、中国政府は力(軍事力含む)で騒乱を抑え込める能力があることからすれば、バブル破裂でも先進国経済に大きな悪影響はないのでは?


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