豊田通商は、世界初のクロマグロ完全養殖に成功した近畿大学と共同で、受精卵の孵化から、体長５センチ程度の稚魚に育てる人工種苗の量産化事業に乗り出すそうです。
将来の海外展開も視野に共同で水産養殖事業を推進する覚書きも結んだそうです。
豊田通商は、全額出資でツナドリーム五島種苗センター（資本金５億円）を設立済みで、来年５月から陸上水槽で育成し、来年度は年産約４万尾、2020年に30万尾の稚魚生産を目指すそうです。
豊田通商の加留部社長は「天然マグロを保護する社会的な使命にもつながる」と意義を強調し、近畿大の清水理事長は「生産量拡大に加え、世界に挑戦したい」と豊田通商と組んだ理由を話したそうです。
アジアや米国向け輸出や将来の養殖事業も検討しているようです。
近畿大は、人工孵化から育った成魚が産卵するクロマグロの完全養殖に2002年に成功しており、豊田通商とは2010年に提携、五島市で稚魚を天然幼魚（ヨコワ）に育てる中間養殖を開始したそうです。
今回の提携拡大で一貫生産の事業化につなげるようです。
私も近大マグロを食べたことがあります。
おいしいですよね。
8015：2,930円
