私の宝石

[ﾕﾘｯﾁさん]

久々にﾁｬﾚﾝｼﾞしたﾃﾞｲﾄﾚ｡

業績良好情報ｹﾞｯﾄでﾚｶﾑに目をつけ､前場開始からｶﾞﾗｹｰに張り付きました｡

それでも98円で買えなければやめようと決めていたのに､ﾆｮﾛﾆｮﾛ上がっていく板に欲が出て､まず103円に指してみたら､いきなり特別気配が入ってしまいました！ 勿論私の微々たる100株の野望なんぞ見事に蹴り飛ばされて､あっというまに110円を突破しました｡
｢ﾀﾞﾒかぁ｣と独り言を呟くと｢またかぁ｣と素早く合いの手を入れるﾊﾀｷの鬼こと私の母｡

私の苦労して飾り付けた小物や花など片っ端から鼻唄混じりにﾊﾀｷで吹っ飛ばしていくのが生き甲斐の､ﾋﾄ科ﾖｰﾂｰ骨粗鬆症属のﾎﾓｻﾋﾟｴﾋﾞｽ｡とにかくﾊﾀｷがけがﾏｲﾌﾞｰﾑと豪語し､毎晩ﾊﾀｷを抱いて寝んばかりの執着ぶり｡｡｡｡

毎度のことなので諦めて､ﾚｶﾑが騰がることのみを夢見て家事をしているうちに後場が終わり､いそいそとｶﾞﾗｹｰを開いて固まりました｡

なんと､ﾏｲﾅｽ1200円の損失｡94円までﾀﾞﾀﾞｯと下がっているではありませんか｡

｢ま､また､ﾀﾞﾒかぁ｡｡｡｡｣涙目で呟く私のそばに､ﾊﾀｷの鬼がやって来ました｡てっきり､またか､と言うのかと思ったら､
｢これ､仏壇の前で拾ったの｣

かざした手のひらには､少し錆びた100円玉が１枚乗っていました｡

｢今の私にとってはね｡これが１億円の価値があるのよ｣

ｻﾗｯと呟いて自分の財布に大切そうに100円玉を入れた母を見て私は､ない胸が更にえぐれました｡

父が生きているときは派手に暮らしていた母と私｡お金の心配なんかひとつも心配したことはありませんでした｡それが今は､ﾊﾀｷ１本さえ百均で悩みながらやっと買うような､つましい生活｡

明日ﾚｶﾑが騰がって利確できたら､百均でないﾊﾀｷを１本だけ買ってあげようと固く誓った今夜の食事は､納豆の粒が宝石のように､ﾈﾊﾞﾈﾊﾞ輝いて見えました｡

[南極のペン銀さん]

　あ”～～～！！かったり～よ～！！疲れが全然ぬけねぇよ～！

おおっ！姫こんにちは！ご機嫌麗しゅうございます。

それにしても最近の姫の日記の人気ぶりにはびっくらです。わたくしの様な小心者は大縄飛びのように入りずらくなってしまいました。

　でもまぁ、姫のファンが増えたと言うのは喜ばしい事ですね。わたくしは陰の存在としてチト古くなった日記にコメを入れて行く事にいたしましょう。

 

・・・て訳で、どーも最近疲れが抜けないと思ったら姫のほかにまりなっち殿までも人も枕元に立っていたとは、通りで熟睡できないと思いましたよ！最近疲れ切っていて姫の日記に来てなかったので知る由もなかったです。

　とりあえずお約束の・・・南ペンパ―――――ンツ！ゴム、パツン！パツン！・ってだれがじゃあ～！！(＠_＠;)

[ﾕﾘｯﾁさん]

ぺんさん｡何を仰有ってるんですか｡私まりなっちと夜な夜な枕元に｡｡｡｡そりゃまりなっちは忙しい身の上ゆえさぼることはあっても､私はぺんさんの枕元を死守して立っておさつを待っていたのに､ぺんさんときたら｡


毎晩へろへろでお帰りのあとは私の存在などまるきり無視｡空気より気づかぬ様子で爆睡｡人気者？陰の存在？誰のこと？
うｰっ､来るの遅すぎ豊乳ﾊﾟｰｰﾝﾁｰｰｰ｡｡｡｡

人気は勿論､悔しいけど豊乳もない私｡幻を見るほどお疲れのぺんさん｡心配だから､またお部屋に行って立ってみるわね｡｡｡｡