FOMCの政策発表を今夜に控えたNY市場は
17日に発表された経済指標で、５月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は市場予想を上回った。
一方で、５月の住宅着工件数は市場予想以上に悪化した。
景気に対する見方は、強弱感がまだら模様であり、まだ方向感がつかめていない段階だ。
こうした状況では、極端に資産の買い入れを縮小するなど、市場に大きな影響を与える政策決定はしないと考える。イエレン議長は低金利政策を継続するだろう。米景気は順調に回復しており、円相場のドル高・円安基調は変わらないため、日本株への不安要素はないと考える。
米長期金利の低下は、１～３月期の国内総生産（ＧＤＰ）の悪化に伴うものと考えている。
【1～3月期GDP速報値 +0.1％ → －1.0％に下方修正】
４～６月期は上昇する見通しのため、これ以上金利が下がることはない。
ただ、財政収支の赤字額は大幅には減っておらず、米景気の回復の足取りは加速しないだろう。
米長期金利はしばらくは大きく上昇せず、現状維持で推移しそうだ。
米金利の安定は、円相場が極端なドル高・円安になりにくいことを示している。
米株は高値圏で推移しているが、最近は利益確定売りが優勢となる日もあるなど、ＦＯＭＣ前に自主調整の動きが出始めている。日本株は、月末に政府がまとめる成長戦略への期待や、堅調な企業業績に支えられている。イラクやウクライナ情勢の悪化は懸念されるが、足元の日米両方の景気を左右するほどの影響はない。米国の望ましくないインフレにつながることもないだろう。
東京株式市場では、政府の成長戦略の素案が出て期待感が株価に織り込まれ
日銀の追加金融緩和期待も薄れている状況だ。
日本株は、今後は企業の動向や業績で動く相場になるだろう。
自己資本利益率（ＲＯＥ）の向上を積極的に目指す企業も出て来ており【主に自社株買いが増加】
海外と比較した株価の出遅れ感が注目される様になると考える。
【NK225採用銘柄全体の今期予想→PER14.50倍、PBR1.25倍、ROE8.7%】
（昨日の実績→PER14.47倍、PBR1.25倍、ROE8.63％）
【東京市場は短期的には過熱気味だが中長期的に見ればNY市場より割安感が強い】
【NY市場は中期上昇トレンドにあり短期的には調整色を強めている状況】
（以上本日の日経新聞記事より抜粋、赤字部分は補足）
＜東京市場に影響を与える主な材料＞
◇欧米・新興国の景気動向（米国は雇用及び住宅市況に注目）
◇アベノミクス成長戦略への期待（デフレ脱却）
◇原油・穀物・金価格など
◇中東・ウクライナ情勢
◇為替（日米金利差に注目）
（今日の売買）
3192 白鳩（さらに1000株追加）
一向に飛ぶ気配がない鳩だけに株価チェックは週一で良さそうです (^_^;)
言われましたね (＾┰＾；）ゞ
