東映と東宝、松竹の映画3社の2014年度の連結業績予想が出そろい、前期にヒットした映画の反動減などを補えず、そろって減収減益となる見通しだそうです。
ただ足元で上映が好調な映画もあり、今後の集客動向次第では減益幅が縮小する可能性もあるようです。
東映の2014年3月期決算は、連結純利益が65億円と前の期比4%減り、1182億円と6%減ったそうです。
アニメ映画の「ドラゴンボール」などがヒットしましたが、前の期の「ワンピース」や「エヴァンゲリオン」の興行収入には及ばなかったようです。
2015年3月期も子会社の東映アニメーションが減収減益の見通しであることが響き、売上高は15%減の1000億円、純利益は26%減の48億円を見込むそうです。
2014年2月期に「風立ちぬ」や「永遠の0」などがヒットした東宝も2015年今期は反動減を見込み、純利益は157億円と11%減る見通しだそうです。
松竹は前期に建て替え開業した歌舞伎座でのこけら落とし公演が2015年2月期は通常の公演に戻るため、客入りが減るとみているようです。
ただ、国内興行収入が100億円を超えたディズニー映画「アナと雪の女王」などのヒットもあり、複合映画館などを運営する興行部門に寄与する可能性もあるようです。
3社は期初の業績予想が慎重な傾向があり、ヒット作次第で上振れ余地もあるかもしれません。
「アナと雪の女王」はレリゴー現象もあり、大ヒットとなっていますね。
こんな大ヒットが各社とも喉から手が出るほど欲しがっているでしょうね。
9605:571円、 9602:2,044円、 9601:841円、 4816:2,502円