十倍返しさんのブログ
思考回路
そんなことはありえないと思いつつも、現実には起こる不思議さ。
バスの手配を忘れたからと言って、偽装工作をする大手旅行会社の社員がいた。偽装工作はよく問題となるが、やはり、悪が栄えてしまうのだろうか?
株式投資を行っていても何でこうなるのと言うケースはままある。
思考回路を鍛えねばなるまい。
例えば、「グレシャムの法則」がある。
銀を少なくし金を多く使って含有量を多くした金貨と、同じ直径だが銀を多く使ったため金含有量が少ない金貨の二種類が、同じ額面で同時に流通したとする。この二種類には、国や有力機関が保証している点で額面価値は同じであっても、貴金属含有量としての実質価値は違うため、二重の価値差が生じる。仮に、金を多く含む方を良貨、金を少なく含む方を悪貨と呼ぼう。
すると、人々は良貨を手元に置いておき、日々の支払いには悪貨を用いる傾向が生じる。なぜならば国が保証している点で両者の価値は同等であるが、そうなれば実質価値が高く、有事の際には物々交換においても有利な良貨は手放したくなくなり、日々の支払いには実質価値が低く、その差を国が補償している悪貨で間に合わせておこうと考えるからである。
よって、悪貨は良貨を駆逐することになる。だが、ここでのポイントは悪貨と良貨を見分けることが出来ることが前提だ。
何事においても、物事を考える思考回路は大切だ!
市場が間違っているのか、自分が間違っているか常に戦いだ。しかし、たまの連休も良いものだ。
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