十倍返しさんのブログ
テクニカル分析・・・光と影を読み明かす
現代では夜の時を、ライトアップとかイルミネーションとかで、いっぱいの光を使って美をつくり楽しもうとするが、夜の本当の美しさは暗闇の中にあるように思える。株価が下落した時、平常心を失わないでいることもできるが、ポジションがあったりすると、その実、心は真っ暗。そんな時、”行燈”があると心が和む。また、暗闇に行燈をともせば石ころ等につまづかなくてすむ。株式市場における”行燈”がテクニカル分析と言うことかもしれない。
暗闇に浮かぶ月明かり、星の輝き、そして万灯籠や行燈。古より日本人はこのわずかな雅な明かりや燈火を楽しんできたことも事実。行燈は光を与えてくれる。
ところで、月影とか星影の”影”を辞書を引くと1.日、月、灯火などの光、2.光によって、その物のほかににできるその物の姿、3.物の姿、4.物の後の暗いまたは隠れた所(陰と書くことが多い)と記載がある。
”光”と”影”は対をなす関係だが、何故か影には光の意味もあるようだ。下落相場という”影”を読み取り、次の上昇相場への反転のタイミングを解き明かす”光”へとなってくれるツールとして、陰陽線(ローソク足)があるようだ。こいつを上手く使わない手はないようだ。なんでもそうだが、使い方を間違えるとひどい目にもあうことも忘れてはいけない。