｢ﾈｯﾄで｣

[ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰさん]

｢相続税100％にしろ｣と言うｶｷｺﾐを見るが無理だろう｡これをやるとどうなるか？
まず現金は贈与できる｡株式を売るのは容易い｡

問題は不動産だろう｡ただでさえ地方は下がっているのに売りが売りを呼び半値では済まなくなる｡それでも住む分には固定資産税は安くなる､これから買う人､今住んでいる人は別に構わないだろう｡

困るのは固定資産税が減る役所｡

あとは中小企業｡中小企業の自己資本比率は低い｡工場の土地を担保にして銀行から借り入れをしている｡これが土地が半値以下になったらどうなるか？担保が不良債権化して貸し渋り､貸し剥がしが起きる｡銀行はもう一度不良債権を処理する羽目になり税金投入､地方は失業者で溢れるだろう｡

地方は壊滅する｡


地方は壊滅しても構わないという人がいるかもしれないが中小企業は特許を持っていることが多い｡この特許を日本の大企業か外国企業が買うことになる｡日本の大企業が買うと寡占化が起こり（韓国､ｱﾒﾘｶ化）､外国企業が買うと技術の流出が起こる｡

また根本的に法人化すれば相続税などかからない｡金持ちであればあるほど選択肢は多く逃げ道は多い｡税金は取れるところから取るのが基本｡なぜかﾈｯﾄでは税金の取り方には文句を言うが使い方には言及しない｡とても不思議｡

だが国民が本当に困窮した時は金持ちを道連れにするということができる｡これは本当に恐ろしい｡金持ちと貧乏人に分断してはいけない｡供依存でなければいけない｡労働者にもある程度持たせるべきと個人的に思う｡ﾊﾞﾗﾝｽを取るのは民主主義の仕事｡