ソチオリンピック、スケートの浅田選手の演技はこうだった。2月10日(月)の日経新聞から。
「トリプルアクセルは今までで一番いい状態。」
浅田の前にロシアのリプニツカヤが会心の演技を披露。「ロシア」コールが響き渡る会場のざわつきが収まらない。(この場面は見ておりました。この人が金メダルかと思いました。)
「これが五輪なんだな、と。気持ちが乱れて整理できないまま滑り始めてしまった。」
「最初の転倒が大きかった。最後まで自分の演技ができなかった」
浅田選手くらいの、大きな大会に何度も出場していても、こうなのかと思う。よく平常心とか言われるが、「いまだ木鶏になりえず」ではないが、動じない心の状態を保ち、維持するのはいかに難しいかと思う。
自らを考えれば、何とも、感情の起伏が大きく、乱れた状態であることか。溜息一つの情けない状態か。それにしても、今日は雲が見えない。空に浮かんでいて、ふわふわして、形を常に変え、やがて消えてしまう雲一つでも、侮れないものを持っている。
この世界には、教えられることが、無限にある。