阪急電鉄、東宝、宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループ(現:阪急阪神東宝グループ)の創業者、
小林一三(雅名:逸翁)を偲び、命日(1月25日)に開催されたお茶会に行ってきました
逸翁の旧邸である、小林一三記念館内「人我亭(にんがてい)」にて催され、一席25名程度。
事前情報では正客・次客・三客は決まっているらしい、とのことでしたが、
当日早めに受付を済ませたせいか、私が三客になってしまいびっくり
拝見の時、私が正客にお棗とお茶杓を出会いで返すのかなあ~と焦りましたが、
それは免れ、ホッとしました
掛軸が暴れ馬であるので、馬を鎮めるとの意味で蓋置きに猿を使われたとのことでした。
猿は馬を守るとの伝承もあるのですね。
お茶杓の御銘も「花」で、逸翁美術館の現在のテーマは「花 はな HANA」。
茶道は連想ゲーム・言葉遊びの側面もあるから面白い
個人的には、逸翁のエピソードも聞きたかったのですが
http://www.hankyu-bunka.or.jp/about/kinenkan.html
写真は福助堂の雅俗饅頭で、逸翁追悼忌には必ずこのお饅頭が用意されるとのことです。
念のため、逸翁白梅茶会は先着450名が参加することが出来るものです
*** 会 記 ***
逸翁白梅茶会 於 人我亭
掛物 繋馬図
花入 備前片身替
花 ときのもの (忘れました)
香合 古染付火焔馬六角
釜 宝珠錦木地文 角谷一圭作
炉縁 法隆寺古材蒔絵
腰透片輪車風炉先屏風
水指 染付菱馬写 永樂保全作
高麗卓
茶器 竹林蒔絵棗
替 呉須赤絵茶器
茶碗 黒樂 「松笹古今色」文字入 了入作
替 赤樂 「竹有上古節」文字入 了入作
替 御室色絵大福
茶杓 共筒 銘 花 宙宝宗宇作
蓋置 唐銅三猿
建水 高取
茶 松の嶺 三丘園詰
菓子器 織部釉扇形鉢 北大路魯山人作
替 黒瀬戸手付鉢 水野□吉作
替 御本白鷺絵鉢 五代清水六兵衛作
替 伊万里寿宝文鉢 十二代 今泉今右衛門作
替 青九谷柳鷺絵鉢
菓子 逸翁好 雅俗饅頭 福助堂製
莨盆 手付 丸 一閑作
火入 織部
火管 七宝 時代物