北洋銀行は、国から資本注入された公的資金1000億円を来年中にも完済するそうです。
すでに300億円分は返済済みで、残りについて来年3月以降、整理回収機構が保有する同行の700億円分の第1種優先株を買い戻すそうです。
同行は2009年、リーマン・ショックの影響で経営が悪化し、金融機能強化法に基づき国から1000億円の公的資金を受け入れましたが、今年7月に300億円分を返済したそうです。
11月以降は株高を背景に国内株を中心とした保有有価証券の売却を進め、701億円の売却益を確保したため、完済の原資とするそうです。
完済後も同行の連結自己資本比率は10%以上を確保できる見通しとのことです。
記者会見した石井頭取は「有価証券の保有リスクが減った分を、道内中小企業向けの積極融資や出資につなげていきたい」と話したそうです。
リーマン・ショックで苦労していたのが、今は昔という感じになってしまいましたね。
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