「ウルトラセブン」はSF特撮シリーズの最高傑作と言われていますが、登場する宇宙人は重要なキャラクターです。
第10話「怪しい隣人」(1967年11月26日放送)には、イカルス星人が登場します。
大きな耳、胸まで続くフサフサしたヒゲ、全身から発射するアロー光線等が特徴です。
セブンとの格闘シーンは、昨年復刻版が出された名著「カラー版 怪獣ウルトラ図鑑」(大友昌司 著)の表紙を飾りました。
イカルス星人が作った四次元空間が舞台のストーリーで、四次元空間コントロールマシンが登場します。
上場企業で四次元(異次元)コントロールをビジネスとしているのは、唯一、「異次元の金融緩和」をコントロールできる日本銀行(総裁:黒田東彦)のみであります。
そこで、「日本、銀行」を社名に持つ銘柄を調べて見ました。
8301 日本銀行
8327 西日本シティ銀行
8536 東日本銀行
8551 北日本銀行
8554 南日本銀行
非上場 日本トラスティサービス信託銀行
非上場 日本マスタートラスト銀行
非上場 日本政策投資銀行
なんと、東西南北、全てあるのですね。指標です。
8301 日本銀行 データなし
8327 西日本シティ銀行 ROE4.8 PER10.0 PBR0.54 時価総額2151億円
8536 東日本銀行 ROE4.7 PER8.4 PBR0.40 時価総額422億円
8551 北日本銀行 ROE3.6 PER10.7 PBR0.38 時価総額230億円
8554 南日本銀行 ROE4.6 PER3.9 PBR0.55 時価総額137億円
日本銀行の株を買おうと思ったら、最低購入額が5百万超です。いつか、買ってみたいものです。
注目は、利益水準の高い8554ですが、規模の小ささがネックとなりましょう。
そういえば、日本銀行にほど近い東京証券取引所では、アロー光線ならぬ、高性能の電子頭脳「アローヘッド」を導入、超高速アルゴリズム取引を可能として投資家達を翻弄しています。今年5月の大暴落を引き起こした一因が、アローヘッドによる短時間大量取引だとも言われています。これこそ、「現実世界の異次元コントロールマシン」なのかも知れません。「この異次元空間からは、誰も抜け出すことはできないのだ」という、イカルス星人の言葉は、含み損を抱えている個人投資家たちの姿を予言したものだったのかも。
投資判断は自己責任で。