東京駅 １１月４日（月）１９時５９分

[堅実さん]

　東京へ、所要で行く。と言っても、東京駅まででおしまい。新幹線ホームから下りて、「銀のすず」の待合所で待ち、そこから和食店に行く。そこで２時間程話して帰途となる。話はこれだけである。

 

　しかし、東京駅も変わって、そこがどこなのかはっきりとは、わからない。第一「銀のすず」が地下街なのか、それさえもわからない。人が沢山いるが、皆遠方から来ていると思うだけである。こんなとこで、地震がきたら、もう方法が無い。どう動いたらよいか分からないのである。まして停電になったら、更に悪い。暗いだけで、そこから動けなくなる。危険がいっぱいだけである。

 

　帰りの新幹線で左の景色を見る。少なくなったが、埼玉ではまだ雑木林がわずかに残る。ＪＲが国鉄の時代、雑木林は沢山あった。大宮駅周辺はこんなに、変わったのかと思う。そして高崎からローカル線に乗る。何だか田舎くさい。電車がポンコツの様に感じる。しかし、どことなく、その地が出ていて、電車の窓から、すきま風がくるように感じた。ただ感じただけである。

 

　そして駅から下りると、更に、田舎を感じる。雑然としているが静かである。そして地面の空間が広がっている。公園に落ち葉が落ちていて、歩道にも落ちている。秋が来たな。落ち葉を踏まないように自転車で帰る。夕方が暗さを増してくる。