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ガンホーオンライン

 脅威的な大ヒットを続けているスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を展開する、ガンホー・オンライン・エンターテイメント。同社が10月29日発表した2013年1~9月期決算は、連結売上高1162億円(前年同期は116億円)、営業利益は685億円(同24億円)へとハネ上がった。営業利益は実に28倍の大幅増益だ。

 ところが、翌30日の株式市場で、ガンホー株は一時ストップ安まで売り込まれた。他のゲーム関連にも売りが波及したほどだ。

 その要因とみられるのが、四半期ベースの決算だ。直近の7~9月期は売上高が416億円、営業利益は233億円。その前の4~6月期の売上高437億円、営業利益265億円と比較して、減収減益になった。10月に国内累計2000万ダウンロードを超えたパズドラだが、いよいよ市場が飽和し、ピークアウトが見えてきたのはでないかと嫌気されたようだ。

 こうした評価に対してガンホーは、「単月の売り上げは季節要因で、イベントが影響したためだ」と説明する。

 具体的には有力タイトルとのコラボで好調だった6月、夏休みおよびイベント効果の大きかった8月の反動で、それぞれの翌月に当たる7月、9月の売り上げが落ち込み、前四半期との比較で減収減益になったとしている。

 とはいえ、パズドラが国内で成熟期に入ったことはガンホーも認めるところだ。森下一喜社長は「(売上高に直結する)月間アクティブユーザー数を右肩上がりに持っていくには、新規ユーザーの獲得と同時に、既存ユーザーの継続が欠かせない。そのためには大型アップデートが必要で、目下対応を進めている」と言う。従来のPCオンラインゲームでの経験上、「パズドラ2」といった続編ではなく、大規模なアップデートで対応する方針だ。

 同時に海外開拓を本格化する。10月に親会社のソフトバンクとともに、フィンランドのゲーム会社「スーパーセル」を買収すると発表した。

 森下社長は「買収の最大の狙いは、海外展開のための活用だ」と語る。世界各国でスマホ向けゲームの売上高ランキングのトップに位置するスーパーセルの知名度を活用することで、現地情報の入手やマーケティング戦略を優位に進めることができるというわけだ。

 大型バージョンアップと海外開拓を軸に、株式市場での「ピークアウト」の評価を覆すことができるか。その手腕が試される。
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