I SAY企画プロダクションさんのブログ
今日はビックカメラの報道ばかり見てました
「9月1日付けで相談役の新井氏が会長に」
ビックカメラが8月23日に発表した人事は、家電業界に大きな波紋を広げている。新井氏はビック株を実質的に約6割保有する創業オーナー。代表取締役会長から相談役に退いた後も、重要な経営判断については、適宜、宮嶋宏幸社長ら経営陣に助言してきたとされる業界の大物だ。
今回、新井会長は代表権を持たないばかりか、取締役も兼ねない。そのため、ビックは今回の人事の理由を公式には「大所高所からの助言を仰ぐため」(広報・IR部)とし、新井氏が引き続き経営の第一線からは距離を置くことを強調している。
だが、この説明を言葉通りに受け取る業界関係者は少ない。経営への助言だけならば、相談役だったこれまでの立場でも十分だ。それをあえて「会長」という肩書に変更するため、「何らかの狙いがある」と見る向きが多い。
ある大手電機メーカーの幹部は「そのうち取締役に就くか、持ち株会社を作ってトップに君臨するのでは」と読む。6月に同業大手のコジマを子会社化したことを受け、グループ経営体制の強化に動くとの見立てだ。「業界再編が加速する可能性をにらみ、迅速に対応できる体制を整えようとしている」との声もある。
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ビックカメラ(3048)