【OLC】TDR30周年効果で営業利益1000億円が視野に

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

u_kouさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ40件目 / 全84件次へ »
ブログ

【OLC】TDR30周年効果で営業利益1000億円が視野に

1983年の開業から、今年で30周年を迎えた東京ディズニーリゾート(TDR)。
4月15日からスタートした開業30周年イベント「ザ・ハピネス・イヤー」の効果が早
くも、業績に表れている。

 TDRを運営するオリエンタルランドは7月30日、2013年4~6月(第1四半期
)の3カ月分の決算を発表した。売上高は前年同期(12年4~6月)に比べ22%増の
1070億円、本業の儲けを示す営業利益も同54%増の258億円に上った。いずれも
、第1四半期としては過去最高を更新した。

 業績絶好調の第1の理由は、もちろん開業30周年効果。TDRは東京ディズニーラン
ド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の2パークから構成されるが、今回、実際
に30周年を迎えたのはTDLのほう(TDSは2001年9月開業のため、一昨年に1
0周年イベントを開催済み)。

 TDLでは30周年に合わせて、昼のパレード「ハピネス・イズ・ヒア」を全面刷新し
たうえ、5月の連休明けからは新アトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャ
ーズ・コンティニュー」も開業。30周年目当てのゲストは、TDSよりもTDLに集中
するのではないかとも見られていた。

 オリエンタルランドでは四半期ごとの入場者数、あるいはTDLとTDSの両パークご
との入場者数は発表していないが、第1四半期の動きを見るかぎり、「両パークとも、想
定以上に好調」(会社側)だったという。

 最寄りのJR舞浜駅からは、徒歩でも容易に行けるTDLとは異なり、TDSはオリエ
ンタルランドが直営するモノレール「ディズニーリゾートライン」で行くゲストが多い。


 オリエンタルランドが4月26日時点で発表した今期予測では、モノレール事業の売り
上げは前期比10%程度の減収になると見込まれていた。それが、4~6月の3カ月間で
は、モノレール事業の売り上げは前年同期比でむしろ11%も増加。TDSを訪れるゲス
トの多さを物語っている。

 実はTDSでは、30周年イベントがスタートする前の3月18日から6月30日まで
の日程で、季節イベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」が開催されて
いる。

 スプリングヴォヤッジは、ディズニー最強のキャラクターであるミッキーマウスと、T
DSの独自キャラクターであるダッフィーを主役に立てた人気イベント。昨年は4月3日
~6月30日の日程で行われたスプリングヴォヤッジが、今年は30周年のプレイベント
的な要素も持たせたうえで半月前倒しで開催されたことが、第1四半期のTDSの集客を
想定以上に押し上げたようだ。

 オリエンタルランドが期初時点で目標に掲げたTDR全体の入場者数は2770万人。
過去最高だった前期の入場者数実績2750万人に比べて、わずか20万人の増加しか見
込んでいない。

 今回の第1四半期決算に当たっても、オリエンタルランドは、今年度の年間を通した業
績見通しである売上高4137億円、営業利益827億円や、入場者数目標を変更しなか
った。「夏休みや秋の連休シーズンなどの天候次第で、入場者数には結構影響する。それ
が現時点では見通しを変えない理由」と会社側では説明する。

 ただ、7月に入ってからも、「入場者数は過去最高のペースが続いている」(会社側)
ことから、30周年イベント効果は1年を通して息長く続きそう。

 30周年の主役となるTDLのみならず、期初時点ではそれほど期待されていなかった
TDSまでも想定以上に好調とあっては、マイナス要因は、「天候」ぐらいしか見当たら
ないのが現状だ。

 ちなみにTDRでは、1年を4つの四半期に分けた場合、最も書き入れ時といえるのは
クリスマスや年末を含む第3四半期(10~12月)。次いで、夏休みシーズンを含む第
2四半期(7~9月)、ゴールデンウィークを含む第1四半期(4~6月)、最後に第4
四半期(1~3月)の順番となっている。

 ところが今期のオリエンタルランドは、本来、決して集客力が強いとはいえない第1四
半期に、同時期としては過去最高の営業利益258億円をたたき出した。1年間を通じて
みた場合、少なくともその4倍に当たる営業利益1000億円は、現時点で十分射程内に
入ってきたといえそうだ。

 東洋経済では、「会社四季報」夏号(6月発売)で、オリエンタルランドの今期見通し
として、売上高4250億円、営業利益900億円と独自に予想していた。今回の第1四
半期決算を受けて、下表のように、独自予想をさらに積み上げる。

 

 (百万円)    売上高  営業利益   経常利益    純利益 1株益¥    1株配¥
連本2013.03      395,526     81,467     80,867     51,484    617.0        120 
連本2014.03予     430,000    100,000    100,000     60,000    718.8    120-130 
連本2015.03予     420,000     95,000     95,000     57,500    688.8    120-130 
連中2012.09      188,387     39,080     39,141     25,536    306.1         60 
連中2013.09予     215,000     50,000     50,000     30,000    359.4         60 

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。

ネット証券比較

みんかぶおすすめ