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エイベックス 芸能株はなぜ過去最高益なのか

芸能株はドル箱銘柄なのでやめられません。
超ドル箱のエイベックスからいったん投資資金を引いたところで振り返り反省です。

エイベックス 5年チャート ↓ クリックで拡大

アミューズ 5年チャート ↓ クリックで拡大

芸能各社の利益率が急上昇しており、約1年前、アベノミクスより前から株価は急上昇しています。

ホリプロMBO
2012年2月にホリプロがMBOを実施して上場廃止になりました。
私はMBOに応じましたが、後に堀威夫にまんまと嵌められたことを知りました。
2012年3月期にホリプロは大幅増益していました。
それは他の芸能株も同じで、2012年6月から株価は右肩上がりになりました。
ホリプロ株をずいぶん安く売らされました。
思い返せば吉本興業も…

卸値引上げで売上増加
芸能株にとってドル箱の興行収入が右肩上がりです。
これは、チケット販売代理店への卸値が上昇していることが主因です。
チケットぴあなどの売上利益率が低下していくのを見れば検証できます。
エイベックスの場合、5年前はチケット額面の87%前後が代理店への卸値でしたが、現状では推定94%です。
つまり、同じ金額で同じ枚数のチケットを売り捌いたとしても売上が8%増えた計算です。
これは、チケット販売代理店の過当競争による漁夫の利と言えます。
特にコンビニ業界がチケット取扱に積極的になったことと、ネットチケットによるコスト・ダウンの2点が大きな要因です。
また、卸値上昇で興行リスクが低下したことにより、追加公演の回数が増えており、代理店との関係も良好になる好循環です。

販売促進費を激減

2009年にエイベックスがプロモーションしたICONIQは過去最悪の不発でした。
2008年にプロモーションしたGIRL NEXT DOORも採算割れでしたが、もうプロモーションでトップ・アーティストを作り上げる時代では無くなりました。
そこで、エイベックスは2010年以降のプロモーションを停止する発表をし、それだけで営業利益は2倍、株価も2倍になりました。
ホリプロアミューズもゴリ押しプロモーションをやめていました。

博報堂の反撃
芸能各社が販売促進費を激減させたことで、その受け皿だった博報堂の反撃を受けました。
2010年から2011年にかけて、韓国政府の潤沢な補助金を得た博報堂韓流ブームを仕掛けて、苦戦を強いられることになりました。

2011年にホリプロからソロ・デビューした板野友美のヒットの頃から流れが変わりました。
博報堂の韓流ゴリ押しも、やはり時代に合わない旧来プロモーションを韓国政府補助金で無理にやっただけだったように思います。
2012年には、プロモーション費用が微々たるものになる一方で、代理店への卸値が上昇し、芸能各社の高収益構造が出来上がりました。

映像事業へ進出
主力の興行収入は、目一杯の利益を取っており、もはや天井と見立てています。
プロモーション費用は減らす余地も無いほど微々たるものですし、代理店への卸値もせいぜい2%くらいしか上値余地が有りません。
そこで投資家に注目されているのが映像事業への進出です。
DDM.comを追いかけてエイベックスが参入しましたが、定額制を導入してしまったので初めから成長余地が乏しいです。
コンテンツ毎の課金への移行を模索していますが、初めに定額制を謳ってしまったのが痛いです。

海外展開
韓国のように政府補助金が潤沢に有るわけでは無いので、常に韓国勢に対して劣勢です。
クール・ジャパン戦略も裏千家に牛耳られて、予算の多くを海外での茶道教室に消費されそうです。
戦国時代から政治と茶道は癒着しているので、もう歴史的なものとして諦めたほうが良さそうです。
エイベックス台灣が唯一黒字を維持していますが、嫌韓地域でしか勝ち目が無い証左と思います。
というより、台灣を除いて、日本と韓国はもともと同じ国だと思われているのか、日韓の区別がされていません。
確かに韓国が日本に属していた歴史に間違いは有りません。
日本と韓国のアーティストを全く区別されないので、韓国政府主催のイベントに普通にエイベックスのアーティストが出演したりするのですが、主導権は韓国政府に握られています。

投資方針
芸能株には、もう少し上値余地があると見立てています。
しかし、劇的に収益構造が好転する時期は過ぎたと考えています。
ただ、芸能各社は収益好転で負債の返済が進んでいるので、数年は増配が続く可能性が高いです。
一発スキャンダル、特に麻薬で株価暴落というリスクは有りますが、資産として少額を保有しておこうと考えています。

ソニー分割
エイベックスと売上首位を争う第2位のソニーですが、芸能株とは別枠です。
ビクターも同様です。
また、かつては華々しかったヤマハ中島みゆきくらいしか残っていません。
いずれも専業で上場してくれればありがたいので、ソニー分割提案に淡い期待を抱いています。    
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