<株、為替関連市況の動向 6/30現在>
--現在の市場のテーマ -- 当面は、方向感に欠く、ボックスレンジ取引を継続か?--
1.米国:金融緩和縮小時期を睨み、神経質な展開へ
--金融当局者からは、ハト派/タカ派の見解飛び交い、市場はやや振り回せされる可能性も
--今週末の雇用統計が当面の大きなポイントに!
-前月比やや低下の予測でダウ/ドル共、上値は重いか?
--FRBの金融政策として、
劇的な政策変更による市場混乱を避ける為に自然な予告/徐行speedでの変更へ
→今秋以降の緩和の縮小の可能性は高く、徐々に市場に織り込みへ!
2.欧州(ユーロ)の経済危機
--ECBによる、金融緩和継続姿勢鮮明でユーロは下方リスクへ
--南欧(ギリシャ、キプロス)の当面の危機は回避も伊/仏を含めた、本格的な景気浮上は遠い
・特に若年層の失業率、政府財政赤字等の課題は重い → 好調国--独、仏への悪影響も懸念
--ECB中心に景気浮上/支援対策が充実も、本格改善には時間がかかると予測
3.日本:アベノミクスの実現性の見極め:アベノミクス or アベノバブル の分岐点の正念場
--日銀短観はアベノミクス期待で改善と予測だが、既に材料として織込み済みか?
--当面は参院選が見極めのポイント:与党大勝の前提を織り込みながらの展開へ!
--金融/財政/成長戦略の骨子は公表:今後は実現性の有無の確認へ!
--当面の確認材料:CPI—2%の可能性、企業業績の改善等
→ 消費税upの判断(参院選後の9月頃?)も
4.新興国 等
--中国:金融不安リスク一服も懸念残る、低成長への不安心理も台頭し、当面は上値は厳しいか
--豪州:資源価格の低迷、対中国事業の低迷等で当面、大きな経済改善は厳しい
<現在の市場の概況>
1.米、欧州、日、新興国の経済は、回復基調の踊り場 → 今年後半より、本格浮上の可能性!
--今夏~今秋頃まで、昨年末からの株価上昇の調整期間 :長期的な上昇トレンドは不変と予測!
2.債権、商品(金、石油)、株等への資金が一旦、現金化への流れも
→ 世界的な株価/景気回復の条件:米国:QE3材料消化(好景気確認)、
日本:アベノミクスの実現性確認
欧州:南欧の景気改善、中国金融リスク低減 等