TAROSSAさんのブログ
LIXILが北米衛生陶器№1企業を530億円で買収
LIXILグループは、北米で衛生陶器や浴槽など水回り製品の製造・販売を手がけるアメリカンスタンダード社を5億4200万ドル(約531億円)で買収するそうです。
北米の住宅関連市場に本格参入し、世界展開を加速するようです。
LIXILは米投資会社サン・キャピタル・パートナーズから、アメリカンスタンダード社の全株式を8月に取得、約200億ドル(約200億円)の負債も引き継ぐそうです。
LIXILは2009年に同社のアジア太平洋部門を買収しており、北米部門は投資会社の傘下で経営再建を進めていたそうですが、市場がリーマン・ショック後の低迷から脱却しつつあり、住宅市場が伸びていることで買収を決めたそうです。
旧住生活グループ傘下のトステムなど、住宅関連5社が統合して発足したLIXILは、2016年3月期までの中期経営計画で、年間の連結売上高を3兆円(2013年3月期は約1兆4300億円)とし、うち国内2兆円、海外1兆円とする目標を掲げるそうです。
今年度の海外売上高目標は2600億円としていたところ、今回の買収で3500億円に引き上げるそうです。
1兆円の達成にはまだ大きな買収が必要と米国や欧州でのさらなるM&Aに意欲を示しているようです。
アメリカンスタンダード社は1875年設立と130年以上の歴史を持つ老舗企業で、北米では衛生陶器で1位、水回り設備機器2位と住宅関連でトップクラスのシェアを持つそうです。
2012年12月期の最終損益は950万ドル(約100億円)の赤字だったそうです。
前年度は赤字ですが、V字回復できるといいですね。
なかなか難しいでしょうが...
5938:2,417円
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LIXIL(5938)