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大賞に落ちたけど60万部も売れているという作品

★「珈琲店タレーランの事件簿」

  岡崎琢磨著 宝島社 648円+税 2012.8.18.第1刷 2013.5.9.第12刷

 

そんなに売れているのなら、読んでみるかというわけで。

648円×60万部÷10=3,888万円の印税って、コラコラ・・・(怒)

 

「このミステリーがすごい」大賞というのがあるらしい。

この作品は、2012年度に大賞からは漏れたものだが、

そのまま捨て置くのはもったいないというので、

手直しをして発売してみたらヒットしたというもの。

 

で、オイラの感想なのだけど、

この作品はこれから書き手を狙うという向きには、

研究対象として実に貴重なものになるだろうってことだ。

 

前半で、オイラはこの作品を読むのをやめようと思った。

たった二人やそこらの会話文だというのに、

どちらが話しているのかわからないところが多く、

話にならないと思ったからだ。

 

翻訳されることを意識して書いているであろう村上春樹の作品では、

オイラの知りうる限り、そんな箇所は一カ所も存在していなかった。

大沢在昌の新宿鮫でも、シリーズを通してそういう箇所は数カ所しかなかった。

また小説的な表現という面でも、前半部は明らかに稚拙なものに思えた。

何かが足りない、という感覚が始終つきまとっていたのだった。

 

ところが、手直しが入ったのであろう後半部分は、

村上春樹や大沢在昌が書いてもそうなったのではないかというくらい、

小説的な表現も満載な作風となり、実に大きな様変わりを見せるのだ。

はっきり言って、別人が書いたように・・・(妄想かいな?)。

 

あまり詮索すると、ヤバイかも知れないのでこれ以上は言わないけれど、

そういう意味で、実にオモロイ作品なのであった。

 

PS:「1Q84」の序盤みたいな話なのかもね。。

 

   http://www.youtube.com/watch?v=UqI9broBkZQ

   「1984」 クリス・ボッティ 「Thousand Kisses Deep」より

   最近、毎朝夕といっていいほど聴いている曲。

   この曲を聴いて、「1Q84」でいたぶられた記憶を強化しているの(爆)

 

 

 

 

 

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