さ のさんのブログ
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投機家とはなにか Part1
◆投機家への誤解◆
みんかぶに参加している方の日記を見回すと、「投機」や「投機家」というものにたいして嫌悪感を抱いている人が少なくないようです。
株に関わっている方でもこんな状況ですから、株式投資をやったことのない人の嫌悪感はもっとひどいものかもしれません。
そんなふうに思っている方のうち多くは「投機」や「投機家」というものを誤解している人たちで、とても残念なことです。
誤解の代表例としては
1.投機をギャンブルと混同している
2.最近の原油高に代表される価格の急激な変動は投機家が作り出したものだと誤解している
3.古館さんが投機家のことを悪く言っているからなんとなく賛同して誤解している
(もちろん古館さんだけでなくマスコミ報道全般と言うことです。はい。)
こんなところでしょうか。
残念なことに「3」が一番多いような気がしてなりません。
◆投機と投資◆
まずは投機とはなんなのか、簡単に紹介したいと思います。
・投機とは「知的なチャンスに対して情熱を持って本気で立ち向かうこと」
です。
これは山崎和邦氏著「投機学入門」からの引用ですが、「禅語」を語源とする「投機」の意味を端的に述べたものです。
他方、
・投機とは「一つの会社より社会全体を応援する行為」
といった側面があります。
では、投資とは何でしょう。
・投資とは「ある対象に資本を投じること」
あるいは
・投資とは「社会の構成員である会社を応援する行為」
と言えます。
当然ながら投機家も資本を投じますから「投資家」の一部であるわけですが、投機家は積極的に自身のリスクをしょって投資しますから、「投資家の中の投資家」と言う考え方も間違いとは言えません。
また、投機家は社会を応援すると書きましたが、社会を応援しつつ会社を応援することもありますし、社会を応援した結果が会社を応援することにつながることもあります。
この点は投資家の場合も同様です。
なので、自分は会社を応援するから投資家だ、社会を応援するから投機家だ、という二者択一の話ではなく、あくまで傾向の話であることを理解してください。
といったところで長く感じてきましたのでここらでいったん小休止です。
みん株の日記は一行に書ける文字数が少ないのですぐに長々と書いているように見えてしまいますね。
つづく
みんかぶに参加している方の日記を見回すと、「投機」や「投機家」というものにたいして嫌悪感を抱いている人が少なくないようです。
株に関わっている方でもこんな状況ですから、株式投資をやったことのない人の嫌悪感はもっとひどいものかもしれません。
そんなふうに思っている方のうち多くは「投機」や「投機家」というものを誤解している人たちで、とても残念なことです。
誤解の代表例としては
1.投機をギャンブルと混同している
2.最近の原油高に代表される価格の急激な変動は投機家が作り出したものだと誤解している
3.古館さんが投機家のことを悪く言っているからなんとなく賛同して誤解している
(もちろん古館さんだけでなくマスコミ報道全般と言うことです。はい。)
こんなところでしょうか。
残念なことに「3」が一番多いような気がしてなりません。
◆投機と投資◆
まずは投機とはなんなのか、簡単に紹介したいと思います。
・投機とは「知的なチャンスに対して情熱を持って本気で立ち向かうこと」
です。
これは山崎和邦氏著「投機学入門」からの引用ですが、「禅語」を語源とする「投機」の意味を端的に述べたものです。
他方、
・投機とは「一つの会社より社会全体を応援する行為」
といった側面があります。
では、投資とは何でしょう。
・投資とは「ある対象に資本を投じること」
あるいは
・投資とは「社会の構成員である会社を応援する行為」
と言えます。
当然ながら投機家も資本を投じますから「投資家」の一部であるわけですが、投機家は積極的に自身のリスクをしょって投資しますから、「投資家の中の投資家」と言う考え方も間違いとは言えません。
また、投機家は社会を応援すると書きましたが、社会を応援しつつ会社を応援することもありますし、社会を応援した結果が会社を応援することにつながることもあります。
この点は投資家の場合も同様です。
なので、自分は会社を応援するから投資家だ、社会を応援するから投機家だ、という二者択一の話ではなく、あくまで傾向の話であることを理解してください。
といったところで長く感じてきましたのでここらでいったん小休止です。
みん株の日記は一行に書ける文字数が少ないのですぐに長々と書いているように見えてしまいますね。
つづく
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全ての人がそうではありませんが、投機家=ヘッジファンドの
ような、短期で巨額を動かし、利益をかすめ取っていく参加者、
と思われているような気がします。
で、私は基本的に中長期対象で売買をしていますが、おそらく
私は投機家だと思います。
理由は、損切りをしますし、利食いもするからです。
上記の投資家、投機家の解説に、
投機家「知的なチャンスに対して情熱を持って立ち向かうこと」
投資家「社会の構成員である会社を応援する行為」
とあります。
ということは、株価の上下で保有、売却を決定する行為は、
期間の違いはあれ、投機ということになるのではないか、と
思いました。好きな会社があって、業績もいい、応援したい
から買いたいけども、今は株価が高すぎる。こういう理由で
買うのを控える行為も投機家の判断ではないかと思います。
こうして考えると、多くの市場参加者が、投資家ではなく、
実は投機家なのではないか、と思いました・・・。
「ずばり!」ですね。
つづきにはそのあたりを書いていくつもりだったんですが、先を越されてしまいました。
とはいえ、予定は変更せずに書かせてもらいますね。
書かないとネタがなくなってしまうので。
ってそんな理由かい!
一般の人がそうなっている理由は
そういう勉強が社会に出るまでない、普通の行為だとまわりのサラリーマンの親を見ててもわからない、てのがあると思います。月並みな意見かもしれませんが。
そうですね。
日本では投資教育がまったくといっていいほど行われていませんから。
ましてや投機教育など・・・・・・
わからないから恐ろしいものに見えてしまってるのかもしれませんね。
> 先を越されてしまいました。
>
> とはいえ、予定は変更せずに書かせてもらいますね。
> 書かないとネタがなくなってしまうので。
うっわ、すみません!ネタバレでしたか(汗)。
いやはや、せっかくの連載企画の腰を折っちゃったみたいで
申し訳ございません~ <(_ _)>
ソニーとか昔から大好きなんだけど、やっぱり問題をおこして株価が下がりそうだと思ったら全部売ってしまったりとか何かいい材料があったら買い増したりとかします。だって自分のお金は増やしたいですもん。オーナーじゃないし。
でも、売るのも買うのも投資家としての意思表示ですよね。
株主総会の議決権だけではないもう一つの意思表示なのかな?って思います。
いったい投機と投資ってどう違うんだろう?って前から気になっていました。
ある時PER20倍で配当性向30%の株を買ったとして、その5年後たまたま思惑が当たって株価が10倍になったとしてもその時点でPER20倍で配当性向30%だったら売る必要が無いですよね。チョー理想的な投資ですね~・・
う~ん・・それ以上を求めている私が投機家・・なんでしょうねぇ。
いえいえ、とんでもありません。
ちゃんとほかの角度からも考えてみたいと思います。
ほんとかな?
>Tanpanさん
Tanpanさんも投機家の部分はあると思います。
「投機家」に悪いイメージがあるので、あなたは投機家だといわれるとそれを否定したい人もいるかもしれません。
が、「投機家」というものはすばらしいものなんだという認識が広まればなんの違和感もなくなると思ってます。
いつのことになるやらわかりませんが。
一昔前では福沢諭吉も投機養護派ですが、残念ながら一般のイメージはそのころと大差ないようですし。
ちなみにPERを狙うのも立派な投機活動といえます。
僕はTanpanさんのおっしゃっているやりかたも「思惑」が含まれている以上投機だと思ってます。
が、「長期」の場合は投資と考えられる面もあるので、必ずしもどちらだと断言することはできないかもしれません。
僕が短期で売買している銘柄は仕手っぽい銘柄が多いです。利益の半分くらいはそういった銘柄で出していたりするのですが、株のサイトと言えども、なかなかそういった銘柄について書くのは勇気が要りますね。ちょっと後ろめたい気持ちもありPicksや売買記録を日記に書くのは控えてました。
>長期=投資 短期=投機
このイメージは必ずしも間違いだとは限らないかもしれませんね。
>投資=善 投機=悪
が、これはおかしいですよねぇ。
そうおっしゃる方には根拠を示してもらいたいものです。
>ちょっと後ろめたい気持ちもありPicksや売買記録を日記に書くのは控えてました。
リスクをしょっているのはご自身ですから、あまり気になさる必要はないと思いますよ。
とはいえいろんな考えを持った人がサイトに集まっているなかで、すべての人を説得するのは無理でしょう。
波風たたせないために書かないと決め込むのもありだとは思います。