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中国がGPSを破壊し、自前の北斗システムで対米戦さえ視野に?

中国の砂漠に謎の大規模施設 超急ピッチで建造中
2013.1.17 18:30 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/130117/wir13011718310012-n1.htm


中国の砂漠で発見された謎の施設

http://wired.jp/2013/01/17/google-earth-china-hunh/

この記事をさっき見たとき驚きました!
これは衛星迎撃ミサイル発射施設ではないかと!


すでにそれに近いことを予測している方では、
http://obiekt.seesaa.net/article/146890655.html
週刊オブイエクトの記事「ロシアと中国が推進するミサイル防衛システム」2010年04月18日
のコメント48番目の方が

>どうしても後追いという形になる以上、SM-3の加速力が
>弾道ミサイルのそれを大幅に上回っていないと難しいし
>それこそ核ミサイルが発射されるポイントの間近に
>イージス艦を横づけでもしないと困難だろう

>内陸部から発射されでもしたら、まず不可能だろうね
>素直にABLに投資した方がまだいい

とありました。
日米のイージス艦の行動できる海から最も遠い内陸である新疆ウイグル自治区だからこそ、戦略的な意味はとても大きいと思うのです。

ここから発射されたミサイルは、米軍艦艇や西側諸国からの迎撃が最も困難なのです。
また敵国に着弾させる必要を持っている普通の弾道弾と違い、衛星破壊ミサイルは宇宙がゴールですからほとんど真上に飛ばせばいいのです。

また、ほかの中国内陸部よりもかえって人口密度も低く、ウイグル人たちによる独立を目指した民族紛争も発生するため「治安の問題」により外国人や報道陣の立ち入りを、漢民族が多数を占めるような非自治区よりかえって秘密が守れ、それも特段怪しまれることもなくすでに制定されている法律等の範疇で運用できるというメリットもあるのではないでしょうか。

さて、この時期にこういったニュースが出てきていることが、近頃の中国軍のハイテク化の動きとおおよそ重なっていることも見逃せません。(ただ元記事は元CIAの人物であり、大きく日本でこのニュースを広めたのは保守系新聞である産経新聞の立場から言って、私のような日本人の反中感情をあおる記事と言ってしまえばそれまでですが)

昨年12月27日。中国はアメリカのGPSに相当する北斗システムを実戦配備したとされ、アジア太平洋地域にて高度な偵察網と衛星誘導兵器が使用可能になりました(沖縄へのステルス性の高い巡航ミサイルによるピンポイント攻撃も可能)

もし米軍のGPS衛星を衛星撃墜ミサイルで破壊してしまえば中国は対米戦さえ、従来より有利に戦えることが可能になります。
早期に米軍が中国軍の動きを察知したとして、地上から宇宙へほとんど最短距離で上昇していく中国のミサイルを海上のイージス艦などから発射しても追い付くことはあまりに難しいのです。

時系列的に見ても、2007年1月11日が中国が自国の老朽衛星の迎撃実験を成功させ(しかもスペースデブリという破片によって世界のすべての国の宇宙利用を妨害したことも問題となりました)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/matsuura/space/070202_hakai/
松浦晋也の「宇宙開発を読む」 第9回2007年2月2日

その後2010年にもさらに発展させた同種の実験を行いました。
http://mobile.reuters.com/article/idUSL2N0AJ10620130114?irpc=932


さて、2007年~2010年の実験が成功してから、今回のニュースになっている謎の施設の建設が始まっています。
WIRED記事にて2009年10月17日に撮影とされる写真には実際には何もなく、その後急速に施設が建設されていったのです。考えすぎかもしれませんが、これは時期的には合致するため本当に衛星破壊ミサイル基地なのかもしれません。
(ただもろにミサイル発射基地ならば元CIAのプロが「謎」とは言わないかもしれません。ただ何らかの別の施設に偽装して建設している可能性も少なからずあるのではないでしょうか。)
2件のコメントがあります
  • イメージ
    Kaminaさん
    2013/1/23 02:06
    こんばんは。
    中国は軍事戦略がわかっていますね。
    空母を作ろうとか言うアホな日本人とはえらい違いです。
    中国が国土拡大を図るなら、陸続きの南側かな。
    アメリカは、対中国戦の想定が必要となってきましたね。
    軍事戦略のシュミレーションが必要ですね。
  • イメージ
    冬山さん
    2013/1/23 20:33
    Kaminaさんコメントありがとうございます!

    中国もアメリカも互いに動きがあるたびにシミュレーションを絶え間なく行っていると思います。
    むしろ日本として重要なのはやはり中国を軍事的な面だけでなく外交的経済的な関係で抑止できる関係性の構築です。
    それは中国との直接交渉で仲良くなろうなどという鳩山のような近視眼的なものではなく、中国の近隣国と構築することです。それがなくて中国と直接交渉を行ったところで、中国に対して妥協と譲歩を強要されることになるか、門前払いでしょう。

    あくまでその国家と国民が反日親中にならないことが前提ですが、日本人が中国の近隣国と関係を構築し、投資することは長期的に見ても日本に利益となることだと思います。

    それが私のロシアやベトナムなどへの外国株投資への興味の要因です。
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