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★注意@12/6ECBは利下げ賛成が過半数(不況と経済体質)

 12/6ECB政策委員会は利下げ賛成が過半数だったとのニュース(リーク)あり。

 来年の欧州の景気予想が、前例がほとんどないくらい大幅に切り下げられたのだから、利下げ支持が多数になるのは当然。

 

 

 にも関わらず利下げしなかったのは、やはりドイツが頑強に反対したからでしょう。

 景気予想の大幅切り下げと利下げを同時実施では、あまりにネガなイメージを市場に与えるから利下げせず、というのは不可解な言い訳です。 症状がかなりひどくなっているが、患者に不安を与えるので治療せず、という医者はいないでしょう。

 この状況での利下げ先送りは危険な兆候だと思います。

 

 ドイツの現体制は、不況による経済体質強化を過剰に信奉しているフシがある

 もし、そうならば、景気が落ちても金融・財政政策での対応に想定以上に消極的になるかも知れない。

 PIIGSへの緊縮財政強要、財政支援抑制に加え、金融緩和抑制ならば、結末は大規模デフォルト、ファットテールリスクの表出です。

 

 歴史上、大恐慌など、ファットテールリスクの表出は、経済政策の逆噴射、つまり不合理で誤った信念によって生起し、拡大してきたことが多い

 今回もまだ、その芽が結構残っている、、、12/6のECB政策委員会でそういう認識を新たにした次第

 

(補足) 不況による経済体質強化は確かにあります。 それは好況期に生じた在庫・設備・雇用・投資の過剰が圧縮されること、原価低減の試みが強化されることで為される。 しかし、不況期の過剰圧縮は行き過ぎになるので、景気回復期には適度にリバウンドする。 過剰に圧縮されて、また戻るので、そこには必然、ロスがある。 特に若年層の大量失業、スキルダウンは、長期的な社会保障コストの増大につながるので痛い問題です。 不況で投資意欲が萎縮するので、イノベーションに流れる資金も細るし、、。 原価低減の試みは景気中立でも、他企業との競争でそれなりに行われるので、トータルで考えると、不況放置による経済体質強化の効果は、それほどない。 むしろ、金融政策等により、速やかに景気中立に戻す方が経済体質は強化されるでしょう。 

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