本体の営業黒字は２空港だけ １０年度、国交省試算

[arama-さん]

　国土交通省が１２日に発表した国管理２６空港の個別収支の試算によると、２０１０年度に着陸料など空港本体の収入が空港整備費などの支出を上回る営業黒字を計上したのは、新千歳（７億円）と小松（４億円）の両空港だけだった。０９年度は両空港と羽田の３空港が黒字だったが、４本目の滑走路の整備費が負担となり、羽田は４９２億円の赤字に転じた。

　空港ビルや駐車場など関連事業収入を合わせると、松山、宮崎、鹿児島の３空港も黒字だった。

　空港本体の赤字が最も大きかったのは羽田で、２位以下は福岡７２億円、那覇５７億円。いずれも空港内の民有地の借り上げ費用がかさんだ。