沖縄県・尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=9月
新型輸送機オスプレイの配備や米兵による集団強姦致傷容疑事件の対応で尖閣諸島への警備が手薄になる恐れがあるとして、不法上陸の警戒などのため、警視庁や神奈川県警、大阪府警が近く部隊を沖縄県へ派遣することが20日、複数の警察関係者の話で分かった。沖縄県警が応援要請した。
警察庁によると、管轄外の警察が尖閣諸島の警戒・警備に当たるのは初めて。警察関係者によると、沖縄県警や海上保安庁と協力し、周辺の島や海保の船舶から有事に備えてパトロール活動に当たる。
政府の尖閣国有化で周辺海域では中国の監視船などの動きが活発化し、警察にとっても尖閣警戒が重要課題となっている。