arama-さんのブログ
マツダ新工場に部品5社進出
マツダがメキシコ・サラマンカ市に建設中の新工場敷地内に、広島県内の主要部品メーカー5社が進出することが17日、分かった。新興国で一層のコスト削減が必要なため、シートやプレス部品のライバルメーカー同士が共同出資で新会社をつくる異例の体制を取る。
19日に現地で各工場の上棟式を共同で開き、建設を本格化させる。進出するのはシート製造のデルタ工業(広島県府中町)と東洋シート(海田町)、プレス部品のワイテック(同)とキーレックス(同)、樹脂部品のダイキョーニシカワ(坂町)の5社。
いずれもマツダの協力メーカーでは最大規模の企業。これまでマツダは、同じ種類の部品でも車種により発注先を振り分け、各社の「すみ分け」を図ってきた。激しいコスト競争が予想されるメキシコではこれを一本化し、効率を高める。
各社はマツダが整備した「サプライヤーパーク」に現地法人を構え、2014年初頭から本格生産する。2社共同で工場や生産設備を準備するなどし、技術面でも協力して多くの車種に柔軟に対応できるようにする。
マツダの新工場は14年1~3月に操業を始める。小型車のデミオやアクセラを年14万台生産し、北米などへも輸出する計画。約250ヘクタールの敷地のうち、約20ヘクタールをサプライヤーパークにする。