2012年10月16日 10時58分
飼育員がゾウに襲われ死亡した富士サファリパーク=2005年10月、静岡県裾野市
16日午前3時10分ごろ、静岡県裾野市須山の富士サファリパークで、ラオス国籍の男性飼育員、インサボン・カムホンさん(30)がおりの中で雌のアジアゾウに襲われ、搬送先の病院で死亡が確認された。
沼津署などによると、おりには、18歳ぐらいの母親(体重2~3トン、体長3~4メートル)と、14日に生まれたばかりのゾウがいた。午前3時前、母親のゾウがほえ、暴れているような音がしたため、インサボンさんは飼育員1人とともに様子を見に行った。子どものゾウの様子を確認した際に、母親のゾウに襲われた。通報を受け、救急隊員が駆け付けると、血を流して倒れていたという。