jojuさんのブログ
★★歴史ねつ造本山積みの不可解(孫崎享、佐藤優等への??)
歴史問題を見るうえで注意しなければいけないのは、日本では歴史の専門家でないヒトが沢山、本を書いていること。
特に文学部系の方々、作家の書籍が多く、それらの引用資料をたぐると中国共産党側の資料だったりする(731部隊も推理作家・森村誠一の書籍『悪魔の飽食』が発端)。
先の日記『満州事変、柳条湖事件 雑感』でも触れてますが、その手の本で断定的に書かれていることは、少し考えると頭をひねるような論理矛盾が多いのも特徴です
例えば、、、
『張作霖爆殺事件は関東軍の犯行』
→なぜ、圧倒的少数の関東軍(満鉄保護部隊)が大軍を持っていた張作霖を爆殺し、中国軍閥
を敵に回す必要があったのか??
→関東軍の犯行ならば、何故、張作霖爆殺後、南満州の制圧に動かず、中国軍閥にやられ放題の
状況が放置されたのか?? 何故、民間日本人への襲撃・虐殺にも手をこまねいていたのか?
『日中戦争は日本が仕掛けた侵略戦争』
→なぜ、満州建国から何年も経ってない騒然とした状況、満州の処理さえ十分進んでいない状
況、かつソ連の背後圧力がある状況で日本が中国に戦争を仕掛ける必要があったのか??
→少数戦力の日本軍がわざわざ兵力・人口の多い中国を侵略する意味はあるのか??
歴史的事実を調べる際、Aという説もBという説もある場合、その出典、時代背景、状況証拠に戻って精査する必要がある。
プロパガンダを排除し、真実に近い方を選り分けること、そういうスタンスの信頼性の高い著者を見つけ出すことが必要になります。
その際、著者の経歴(これが詐称だったら、それだけでペケですが、、)も非常に参考になる。
外務省の最近のノンキャリアで過去の重要機密情報に触れる立場になかっただろうヒト(佐藤●氏)が、戦後、日本は国後・択捉を放棄していた、と断定形で書いていれば、それは???と疑うべきです。
外務省で、対米外交畑を歩いてきてないヒト(孫崎●氏)が、知りうる立場にない日米関係の過去の極秘事項を暴きまくっていたならば、それも???と疑うべきです。
これらも作家の歴史本同様、不可解な点が多くあります。
最近特に、この手の書籍が多く出版されており、書店に山積みされてたりする。
また、これらの著書、書き手を大々的に取り上げるマスコミがあったりする。
中韓と問題が多発している昨今、歴史的事実というふれこみでデマゴーグを刷り込まれない思考力が必要でしょう。
デマゴーグを刷り込まれない思考力、、、これは、経済情報・データを精査する投資脳と全く同じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
確たる歴史的事実を羅列的に見ていくと、戦前の日本は、ほとんどの期間、融和外交を取り続けたゆえに、圧迫を受けるようになり、(与し易いと思われ)敵を増やし、ニッチもさっちも行かなくなってバクチ的な戦争に追い込まれる 、、、、この繰り返しだったと思えます。
で、自国戦力不利のバクチ的戦争で運良く勝っては、(列強の草刈り場になって日本への脅威にならないよう)周辺国の面倒を見ざるを得ない状況になって(朝鮮経営も満州も大赤字)、それが勢力圏拡大のように映って、融和外交で敵国化する国家が増え(ソ連・米国・欧米列強)、最終的に太平洋戦争に至った。
是々非々で処さず融和外交ばかりやって来たことが戦争の大きな原因だったと考えられます。
その時々で戦術的に動き、戦略が無かったことが芋釣る式に戦争に巻き込まれた原因だった。
軍事支配意欲の低い国家(経済進出意欲の高い国家)と周辺国の面倒を分担し合えば、無駄な軋轢も起こさず、同盟国を増やせたのに、とも思います。
それなのに、現代日本では戦争反対を唱える左翼勢力・マスコミが、融和外交を主導しつつ、周辺国にねつ造歴史を吹き込んで、紛争の芽を作っている、、、、お馬鹿な状況ではないでしょうか?
実はこの状況、戦前、特に第二次大戦に至る過程と全く同じなのです(大正~昭和初期。左翼ではなかったが融和的なマスコミ世論)。
-
タグ:
どうもです。
私は孫崎、佐藤さんの本や文章は全てスルーしています。
正確でもなく(かなり不正確と思う)、国民益に反する論理展開のヒトに時間を割くのは無駄だからです。
見るべきか、見ざるべきか見切りをつけることが投資でも何でも重要と思うのです。
日経新聞論説、、、ほとんど読んでません、最近。
タイトル、図表を眺める程度。