世界各地で 「預言者侮辱映画」への抗議

[arama-さん]

　イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱する内容の映画への抗議は、イスラム教の集団礼拝があった１４日も世界各地で行われました。

　映画への抗議は、中東諸国だけではなく、バングラデシュやマレーシアなどアジアのイスラム圏でも行われました。

　中東のチュニジアでは、暴徒化した市民がアメリカ大使館を襲撃し、治安当局との衝突で２人が死亡しました。また、現地のアメリカ人学校が放火されるなどの被害がでています。

　アフリカのスーダンにあるアメリカ大使館も襲撃を受け、ロイター通信によりますと、市民少なくとも３人が死亡したということです。首都ハルツームでは、ドイツ大使館が放火されたり、イギリス大使館の前でデモが行われたりしていて、抗議の対象がアメリカ以外の国にも広がっています。

　このように、イスラム圏に広がった抗議活動は収まる気配を見せていません。（15日05:03）