【今週の相場『勘』（2012/08/27～31）】

[KJ_FXtechnicalさん]

今週の相場『勘』ですが…

先週はFOMC議事録発表でQE3への距離感が
近く感じられるないようだったことからUSDが大きく
売られる流れになりました。
ただ、木金でその流れは少し収束した形となっています。

EURネタではECBによる国債買入れが9月12日のドイツ
での裁判所による合憲判決後になるとの噂や、ECBが
債券購入プログラムで利回り幅の目標設定を検討との
報道で上下しました。

今週の市場の最大焦点は31日のバーナンキFRB議長の
講演となっています。追加緩和に対するスタンスについての
コメントでドル安になるリスクがあります。

ただ、FRBはいわゆる「財政の壁」に向けた一手として
QE3を温存したいと考えており、大きな動きには移りづらい
と推測する向きもあり、どういうニュアンスで発言するか、
非常に気になるところです。
また、その発言を相場がどのように受け取るか、
その時点での相場の雰囲気に気を払わなければいけません。

月曜日は英国が祝日でお休み。週明けGBPへの影響は
あるでしょうか。欧州指標では独GFK景気動向指数が17時です。


【テクニカル分析（日足）】

●USDJPY
FOMC議事録公表を受け一気に78円台に逆戻り。
一目均衡表の雲上限に見事に抑えられた格好です。
金曜にはやや戻した状況のなか、転換線、基準線は
それぞれ下向きにはなっておらず、強い下向きバイアスは
ないものと思われます。上昇トレンドラインも割っていません。
ただ、この二つの線を下抜けたので、上昇局面では
頭を抑えられる状況があるでしょう。
雲の逆転が明日に起きており、選考スパン2が雲上限を
形成していることから、上値追いには相応の勢いが
必要とされそうです。

●EURUSD
FOMC議事録公表後のUSD売りを受け大きく上昇。
ただ、金曜日は調整が入り、一時1.25割れを示現しました。
こちらも雲上限で抑えられた格好。今週雲の上での推移が
確立されると中期的に上方向の展望が開けそうです。
ただ、雲上限はまだ下向き。1.24前半辺りまでの調整は
想定しておいたほうが良さそうだと思っています。

●GBPUSD
こちらも先週は大きく上昇。1.57から1.59まで最大200Pips
上昇しました。金曜日の調整で1.58付近で終えています。
金曜日は1.58を死守したような状況ですが、明日以降どうなるか。
割れても短期的には一目転換線の1.577辺りで跳ね返されそう
にも見えます。
月曜日は英市場は休場ですので、急な動きには注意です。
1.6の大台に徐々に近づいてきてはいますが、小さな調整を
経ながらになりそうなきがしますので、テクニカル指標を駆使して
押し目買いを狙いたいところです。

●AUDUSD
先週は揉み合いながらも下落。さすがに買い疲れでしょうか。
FOMC後のUSD売り局面でもそこまで買いは続きませんでした。
今の水準が上昇トレンドラインぎりぎりの水準。
これを下抜けると、一目の基準船も下抜け、転換線が基準線を
デッドクロスしてしまいますので、先行き不透明感が更に増して
きてしまいそうです。雲に突っ込んでしまった場合は、1.1割れ
までは見ておきたいです。
ただ、こちらも基本的には押し目買いを狙うスタンスで望みたいと
考えています。


欧州ネタと米QE3ネタには注意を払いつつ、思惑を持たずに
テクニカル指標を参考にして望みたいところです。








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