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どこまで戻るか?

 昨晩18日のダウは420.41ドル(3.51%)高の1万2392.66ドルと、大幅高となった。FRBの利下げは0.75%にとどまったが、大手証券の損失が予想よりよかったため、ひとまず金融不安の連鎖がとまったようだ。日足では雲の下ではあるが、転換線、基準線を一気に上抜けているため、日足はさしあたり戻り歩調。日足雲の下限12468から、2月27日の高値、12683までもどしてゆけるかどうかが、注目である。週足も一目転換線を抜けているため、一応リバウンド局面といえるだろう。だがこの水準をきちんと固められるかどうかは、まだ不安は残る。
 ベアスターンズの衝撃的な事実上の破綻からみて、他の金融会社には資金繰りの懸念がなくなったとは到底思えない。グリーンスパンさんは戦後最大の金融危機だといい、ポールソン財務長官もアメリカ経済の急速な減速と口にしているから、底が入ったという自信はわいてこない。日足のMACDもまだマイナスであり、目先でも落ち着いた感じはまだしない。
 為替は100円まで大きく戻している。99円の日足転換線水準まで戻しているのでこちらも目先戻り歩調。102円近辺の基準線あたりまで戻せるかどうか。週足転換線は102円だが、週足基準線は106円。中期的なトレンド転換までは相当な距離がある。ただRCIは底を打っているので、どんどん円高がすすむよりこの100円前後で当面とまる可能性はあるのではないか。
 日経平均は、昨日は176円戻したが、1000円近く下げた後なので、まだ「あや」の範囲内だろう。今日、NYの反発を受けてどこまで戻せるか、が注目だろう。12529の日足転換線をこえてくれば、目先さげどまったと思われるのだが。
 
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