先週は、ドラキ総裁の発言、FOMCでのQE3期待などで、ユーロが買い戻され、1.2320で、ユーロドルは取引を終える。いったんは、下をめざし1.205まで下落。時間切れというところか。
今週は、7月31日、8月1日のFOMCでのQE3があるかどうかと、8月2日のECBでの、金融問題での、何らかの対応があるかが問題になる。
おそらく、材料出尽くしの売りになると思うのであるが、FOMC後なのか、ECB後なのか、判断に迷うところである。
あるいは、FOMC前の、ポジション調整なのか、あるいは、ECB前の調整なのかもしれない。
来週は、この二つのビックイベントが、もっとも重要である。
QE3があれば、円高になることになるだろう。ECBが、金融問題でなんらかの対応をとったとしても、一朝一夕でどうにかなる問題ではないだろう。
ECB後は、世界的景気の減速が問題になるであろうが、ECBが金融問題に何らかの対応をとるということになれば、しばらくは、市場がクラッシュしないであろうから、景気だけでは、株価はそれほど落ちないのではないかと考えられる。
しかしながら、いったんは利食いの売りが出るのではないかと考えている。
<為替相場>
ドル円 77.50~79.20
ユーロ円 95.20~98.50
ユーロドル 1.1980~1.2550
FOMCとECBとが最も重要である。これ以外とくに関係なし。豪ドルを売ってみてもいいかなと考えているところである。
<株式相場>
日経平均 8350~9200
為替と同様。
今週は、FOMCとECBとについての、前評判が強いので、これ以外、気にする必要はない。
亀というのも面白いもので、亀に餌をやるとき、餌の入っている入れ物のふたを、餌だと思い、何とか、かじりつこうと、水槽に、体当たりするのである。
これは、亀が、えさを入れ物に入れるという概念がなく、入れ物自体も餌であり、それを引きちぎり、餌をやっていると考えているためではないかと考えているところである。