イオンに原価よりも著しく安い値段でビール類を卸売りしていたとして、公正取引委員会が酒の卸売り大手の伊藤忠食品、三菱食品、日本酒類販売の3社に独禁法違反(不当廉売)の疑いで警告する方針を固めたようです。
イオン周辺の小売店が価格競争で不利になり、営業に影響を生じさせた疑いがあったようです。
ただ、イオン側は原価割れで販売しておらず、違反にはならないそうです。
警告は、排除措置命令などの法的措置を取る証拠が得られなかった場合でも、違反の疑いがあれば行為をやめるよう命じることができる行政指導であり、不当廉売は注意で終わるケースが大半でより重い警告になるのは珍しいそうです。
関係者によると、3社は数年前から全国のイオンに卸している一部のビール類を、仕入れ値や人件費などを含めた原価を大きく下回る価格で販売したようです。
伊藤忠食品、三菱食品は上場していますが、業績に影響が出てくるんでしょうかね。