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本日の日中立会見通し

金【値固め?】
週明け9日のNY金相場は3営業日ぶりに上昇。中国での金需要拡大の兆しが買い材料となった。香港政府の統計によると、中国による香港からの金輸入は5月に前年同月比6倍増の7万5,635.7キログラムとなった。中国は引き続き世界の金市場で最も重要な役割を果たしている。ドルが5週間ぶりの高値から下落した事も、代替投資先としての金買いに繋がった。また、中国で発表された経済指標の6月消費者物価指数(CPI)と6月の生産者物価指数(PPI)は共に上昇率が市場予想を下回った事を受けて、中国金融当局が再び金融緩和に動くとの思惑が広がった事も、金の買い材料となった。加えて、為替市場ではスペイン国債利回りが7%台に上昇した事を受け一時弱含んでいたユーロが買い戻された為、ドル建ての金に割安感が生じた事も支援材料となった。現在の金はイベントと言うものが月末迄なく、やはり今週は週間見通しで説明した値固めの週となりそうである。

日中取引レンジ   4,047円~4,095円  


大豆【明日は米農務省農産物需給報告】
週明け9日のシカゴ大豆相場は、米産地では一部で降雨が確認されたものの、依然として全体的に高温乾燥が続いており、米国の大豆のイールドについても懸念が一段と高まった事から、過去最高値を更新した。中心限月の11月限は42.00セント高の1,547.75セントで取引を終えた。7月限は一時1,679.50セントを付け、過去最高値を更新した。今週はシカゴ一帯で高温が和らぐ見通しではあるが、依然として作物はストレスを受ける可能性が高い。9日の取引終了後に発表された作況報告によると、「優・良」の割合は前週比5ポイント低下し、作況悪化が鮮明になった。また、米農務省によると、大豆の週間輸出検証は1,890万6,000ブッシェルで、市場予想(1,000万~1,400万ブッシェル)を上回った。相場は天候相場の真っ只中で上昇しやすい傾向にあるが、明日の米農務省農産物需給報告が相場に与える影響が大きいと考えられるが、予想は、米国の2011~2012年度の期末在庫は僅かながら減少すると見られているが、2012~2013年度は変わらずと予想されている。本日は明日の需給報告を前に動きづらいところではあるが、利食いを先行したいところである。

日中取引レンジ   50,000円~51,100円

池末
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