マッチポンプの民主党政治 - 最悪の政治手法

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マッチポンプの民主党政治 - 最悪の政治手法


 民主党政権は総理が火をつけて、後継総理があわててその日を消し止めるのに躍起になるマッチポンプ政治である。野次馬は喜んでいるが、その間に国際的な評価が下がり、国力は疲弊し、市民がようやく気がついた頃には、ちとやそっとでは回復不能の事態に陥るであろう懸念が高まっている。
1 最初のマッチは鳩山元総理が擦った。「少なくとも県外」発言に大喜びした人が大勢いた。危惧した人は少数だった。その後平和ボケの鳩は「米軍の抑止力が必要なこと」に気がついて、基地移設案を元に戻そうとしたが後の祭りだった。米国の信頼を失ったのも当然だったと思う。
 自ら火をつけてから、消しに回るのがマッチポンプといわれるのだが、消すことも出来ない無能力振りを発揮した。無責任極まりないあきれ果てた総理として記憶に残っただけで、鳩はもう飛ぶことはできなかった。飛んでもらったら国民が困るトンデモナイ総理でした。


2 その後を継いだ管前総理も普天間問題の火を消し止めることは出来なかった。この男の周囲では常に「言った」、「言わない」問題が起こった。例えば、斑目原子力安全委員長との間でも、言った、言わない論争をしたし、東電の社長との間にもいまだに言った、言わない論争が続いている。
 最高責任者が重要な意思決定をするに際し、最も心を通わせ国民にとって最も良いと思える決断をしなければならない時に、総理と原子力の総責任者との間において十分な意思疎通が出来ないようでは政治家失格と言わざるをえない。翔年は管前総理には「私心」があるから、こういうことがあっちでもこっちでも起こるのだと見ている。周囲の助言に謙虚に耳を傾けて「私心」なく決断する人物なら、尊敬をされこそすれそんな問題が起きるはずがない。
 そして二本目のマッチで「脱原発」に火をつけて、この火勢(加勢)を得て、自身の延命を策したが成功せずに、「モウアカン(管)」と逃げ出した。


3 消防士役を期待された後継の野田内閣は二人の前任者のつけた火(普天間移設と脱原発)に対し、消化活動はしているものの、火勢は衰えを見せず、いまだに目に見える実効をあげていない。
 それにも関わらず、今は消費税増税に突き進んでいる。国民の大半は財政が大変なことは理解している。ある程度の増税もやむなしと心の底では思っていると思う。でも、物事には、特に政治には手順というものがある。増税の前に「行政改革」や「国会改革(憲法違反状態の一票の格差是正等)」をやり遂げ、野田政治の信頼を取り戻してからやったなら、ここまで事態が紛糾することはなかったであろう。政策の手順を誤らなければ、例え反対されても乗り切る手立ては国会内になくはない、最悪の事態になれば、堂々と解散総選挙で民意を問えばいい。
 輿石や小沢等老人達、古い政治家の古い手法に関わっていては、21世紀のわが国の未来は描けません。期待された消防士の役割も果たせません。
 電力供給に大きな懸念があり、財政は破綻寸前、政治は先送りばかりで決断できないという国であっては、外国から評価されて投資を呼び込むという期待はできません。これでは日本経済は更に疲弊して下降トレンドは一向改善されません。残念でなりません。


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